温泉が好き

きらきらお湯踊る名湯☆〜白骨温泉煤香庵〜

 

白い濁り湯。

北アルプスの水が地中深く染みて、

その地に眠りながら姿を変える、不思議な自然サイクル。

白骨温泉 煤香庵の浴槽

 

日本の名湯の中でも、
屈指の知名度を持つメジャー温泉。

白骨温泉は御嶽山の東の山間に、湧き出ています。

既に600年前には温泉の記載があって、
いったい何時から湧き出ていたのかな…。

2022/08

優しい小雨が時折に降る、不安定な8月の日。

昔から名前は聞いていて、いつか訪れたいと思っていた白骨温泉に立ち寄ることが出来ました。

煤香庵玄関

白骨温泉郷の入り口から坂道を登って直ぐにある、白骨温泉「煤香庵」。

白骨温泉郷には多くの温泉旅館や、その旅館がやっている立ち寄り湯があります。

立ち寄らせて貰った、煤香庵さんは温泉旅館ならぬ温泉食事処(^0^;)

温泉旅館が運営している立ち寄り湯の利用時間は、宿泊利用者がチェックインする時間帯には利用が出来なくなりますが、お食事処の煤香庵はそんな縛りはありませんw

煤香庵玄関 お知らせの貼り紙

午後の遅めに白骨温泉の立ち寄り湯を利用したい時には、あって良かった!煤香庵、て感じですが、そもそも、お食事と温泉のセットはとてものんびりと出来るスタイルですよね。

もちろんお食事だけでも、温泉だけでも、お好みのままに…w

煤香庵食事スペース

今回は、食事の時間とも離れていたので、温泉のみ利用させて貰うことにしました。

コロナ禍の感染対策措置で、入浴人数を制限して30分目安の時間利用をお願いされました。

建物入り口の土間には入浴待ちの方々が数組ほど、順番を待っています。

黒く太い柱の高い天井。古い民芸調の施設館内で、畳の上にテーブルが置かれたモダンスタイル。こんな落ち着く雰囲気の中で温泉粥を頂くのも素敵でしょうね。

入浴の順番がまわってきたので、受付でロッカーの鍵を貰います。

シャンプーとトリートメントは無くて、身体用に石鹸のみがあると貼り紙。

大丈夫です、携帯ミニパック持ち歩いてます〜(^_-)-☆

温泉棟への入り口は、食事処のお会計と同じ土間の奥にあります。

古い案内版に混じってFreeWi-Fiマークが新しい(^_^;

いったん外に出て、温泉棟は左右に男女の入り口が分かれています。

さぁ暖簾をくぐりましょう。

入った脱衣所はこぢんまりとしているけど、清潔に磨かれています。

上がり端には小さな下駄箱とお手洗い。

渡された鍵の番号のロッカーを使用します。

入場制限もあって、
2〜4名くらいで温泉へ案内されている感じでした。

 

壁には木製看板に注意書きが掛かっていました。

アクセサリーが変色する可能性があるって注意書きが、源泉掛け流しな感じで(実際は成分のせいですよw)なんか気分上がります↑w

露天風呂は、開き戸のアルミサッシを開ければ、そこ。(^_^;

洗い場も、出て横(^_^;w

なんともミニマムな空間ではないですかw(^_^;

小さな空間に、洗い場と浴槽が一体化されたみたいな貸し切り感。

少しカランのお湯調整に苦労するのも、野趣溢れる露天風呂の醍醐味ですw

飲泉可能な白骨温泉。

硫黄泉は生活習慣病のお湯なんて言われており、
炭酸水素塩泉は痛風、肝臓に適応症ありな泉質です。
これらラインナップは酒飲みには必須な飲料水ではないでしょうか…w

ともかく、この小さな浴槽に詰まった白乳色の液体に、さらっと身体を包まれて清々しい。

かすかな硫黄の香りも、鼻腔から肺と脳に感覚を伝えて、空気ごと身体に温泉を浴びている様。

炭酸水素塩泉のお湯は、つるつるになる事が知られている美肌のお湯。
それは炭酸水素塩が、毛穴の汚れや不要な角質を取ってくれるからです。

ただし、温泉上がりにはカサカサになりがちなので、温泉でクリーニングされた美肌へは、その分の保湿ケアは必須ですよ!(^_^;

 

浸かって美肌、飲んで酒飲みに適応症の白骨温泉。

でも一番素敵なのは、この温泉を育んできた北アルプスの、目にはなかなか見えない深い自然の営みと、目の前に具現された、見える美しい自然の営みを感じられることではないでしょうか。

泉質 含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)
PH値6.6
源泉/湯量 39.6度/毎分94.6L (加温)
効能 胃腸病、神経諸系統病、貧血症、婦人病など

白骨温泉の湯本は10本の源泉が湧き出ていて、煤香庵は5号の源泉から引かれている温泉です。
地中深くで眠ってきた源泉成分達が、狭い地下から解き放たれて起こる化学反応と、外界の空気に触れて起きる化学反応が、きらきらと透明だった温泉色を色付かせる。

地元の方が言っている、お湯は生き物。
引いた湯本の源泉脈と、それぞれの施設での微妙な温泉の表情の違い。

なめらかな絹のような白骨の湯へ、また訪れたいです。

白骨温泉煤香庵ホームページ

白骨温泉公式サイト

そして!白骨温泉も山の中ですが、周りもやっぱり山の中です!

そんな自然の中には、温泉だけじゃ無く、数多くの美しい場所があります。

前穗高岳途中から見下ろす上高地と御嶽山の眺望

上高地自然探勝路

御嶽山からの眺望

温泉だってこんな自然の一部分。この素晴らしい世界から受ける恵みの水ですね。

お山と温泉で、いい汗かきに行くのって素敵ですよ!(≧∀≦)

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