旅のこと

まるで月面散歩?☆月山BCハイキング

夏にスキーが出来ちゃうのです!

広くて月面みたいな雪面

出羽三山の月山へ行きました!

山形県のほぼ中央に、まさに横たわってる月山(標高1,984m)は、湯殿山と羽黒山と合わせて出羽三山と言うそうな。

その名前が魅力的で、ずっと行ってみたかった山です。

山頂のなだらかで雄大な雪原は、氷帽氷河と言う陸地を覆う氷河の塊があったかもしれない、一年中の雪の帽子を被った万年雪のお山。

スキー場が4月から7月までオープンしている、数少ない夏スキーができる山です。

夏にスキーなんて、ワクワクしますね!(๑>◡<๑)

猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2021年6月 行き先は月山。

 

月山姥沢の駐車場から

スキー板を担いで歩くこと10分。

月山リフト下駅です。

 

リフト駅の建物内のショーケースには

月面スキーを楽しむウルトラ一家が

いましたよw

 

先ずはリフトに乗ってリフト上駅へ。

 

リフトにはスキー板を抱えて乗ります。

あんよぶらぶら、空中散歩

 

 

 

リフトの上から山が見えて来ました。

湯殿山でしょうか

 

 

左手には月山スキー場のゲレンデ

 

振り返れば、遠くに朝日岳

 

 

足元にはチングルマの花畑

その上を通過していきます

 

 

リフト上駅に着きました。

スキー履いてなくてリフトを降りると
ポイって排出される感じがしますw

空中散歩ステキだった〜!

 

 

リフト上駅には、スキー場へ向かう木道

スキーヤー達が夏らしい薄着のスタイルで

スキーの準備をしています。

 

 

リフト上駅からの眺めは、遠くに蒼く朝日岳

なんだか、少しだけ夏の色をしてる感じがする。

 

姥ヶ岳斜面に伸びる
月山スキー場のTバーリフト。

Tバーリフトは普通のリフトと違って
文字通りT字形の棒にお尻を乗せる様な感じで跨いで、上へ引っ張り上げてもらいます。

 

茂みを抜けてゲレンデの方へ向かいます。

向こうには月山が見える。

ちなみに、まだ板は担いだままですw

 

山桜と月山

茂みには、まだ山桜が咲いていて、季節の感覚を狂わせます

さて、ようやくスキー板を履いて

ハイクアップのスタートです。

 

 

 

 

真っ直ぐ月山へ進みたい所ですが、手前にある茂みを左へ回り込むように上がっていきます。

茂みが切れる所まで登って来ました。

登山に取りつきたい、牛首までのルートを考えます。

滑りながら進める位置取り目指して

姥ヶ岳の斜面を斜めにトラバースしつつ

登って進みます。

 

 

斜めに斜めに登ります。

振り返って、だいぶ進んだ感じです。

 

 

先に進むBCの人の後で、ルートがわかりやすいです

振り返って、素晴らしい眺めです!

牛首に到着です。

ここから先は岩陵帯になり、雪もなくなります。

みなさんこちらで、板と靴を置いて月山の山頂へ向かいます。

 

もう、降りではシールを使わないので、

月山へアタックする間に

スキー板をひっくり返して干しておきましょう

 

登山靴に履き替える前に、裸足になって休憩

登ってきた雪原と、姥ヶ岳の稜線が伸びる先

空の向こうに朝日岳の山並みが浮かんでる

 

背負って来た登山靴を履いて、

ここからは歩いて登りますよ〜!

 

 

わーい!!あっという間に高度が上がる〜(^O^)!!

靴で登りって早いわー

湯殿山のゼブラが綺麗ですね!

 

雪のない登山道

ここからは春の領域

 

 

 

お花達も雪解けの中でキラキラ

可愛らしいです。

 

 

ピーク稜線に出た様です。これが鍛治小屋跡でしょうか?

月山神社が見えて来ました。

ハクサンイチゲ越しに神社と空

 

広い山頂には池塘も空に浮かんでます。

 

月山神社の境内に入りました。

石畳の参道で上がっていきます。

 

 

ここが

お社でしょうか。

扉が閉まっていてわからないけど、

月をモチーフにしたようなデザインの石があります

 

 

 

神社内は石の塀に囲まれて、

せっかくの眺望があまり見えない。

お参りを済ませて、牛首へと降ります。

 

帰りは、本当にあっという間(^^;;

最後に、下がりすぎないようトラバースしながら、スキー場の方へ。

あの茂みの向こうへ出れば、もうスキー場と繋がっていく。

Tバーリフトから

リフト下駅へ向かうゲレンデの

下の方を横切って進みます。

 

 

 

スルスルと

向こうへと横切って進む。

 

ラストの滑りはスキー場。

どんどん細くなっていく雪面へ降りていくと、リフト下駅です。

戻った駐車場の隅に、水芭蕉が咲く池がありました。

月山が水鏡に映ります。

緑は、すぐにも新緑の春色から、夏色へ変わっていくのですね。

 

月読命はお月様を神格化させた神様で、山頂の月山神社に祀られています。

昔の人は、この月山が月世界みたいだと思ったのかな?
すごく分かる気がするけど、昔では実際の月面を見たこともないのに、何故そう思ったんだろう。

信仰の想像力こそが、神秘かもしれない。

 

今回は、スキーも楽しみつつ、初めての月山でした。

月面散歩を思わせる、広い雪原を歩く。
のんびりスキーハイキングもできて、素晴らしくて、とても良かった。

この広い月世界には他にも色々な道があって、どれも気持ちよさそう。
次回はグリーンシーズンに、歩く登山で、また訪れてみたい。