初夏。
コマクサの群生に出会いました。
活火山の草津白根山の立ち入り禁止、ギリ半径3キロメートル外
本白根山へ行きました!
本白根山は、群馬県の草津白根山の主峰で、標高は2,171mのお山です。
大抵の人は、草津町内の白根山を草津白根山と勘違いしてるはずw
でも、草津白根山の最高峰は本白根山なのですが、
その山頂への登山道は整備されていません。
あら、不思議。
こんなに整備の行き届いた草津白根山の中にある、知る人ぞ知る最高峰。
そこは、コマクサのお花畑の先、ひっそり藪の中にあるポイントでした。
そんな本白根山へ行って来ました!(๑>◡<๑)
猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2021年7月 行き先は本白根山。
スタートは石津硫黄鉱山跡にある
ゲートを越えて、車道をしばらく進みます。
やっと緑の登山道。
森の中には白銀の妖精!(≧∀≦)
ギンリョウソウです。
なんて可憐なんでしょう・・
青空がのぞいていた空が、曇ってきました。
ガスが上がってきているみたいです。
サラサドウダン
木陰に可愛らしく咲いています。
薄れる雲の合間に届く光と空の青色。
鈍くガスのヴェールが光を反射させて、明るいのに少し幻想的な森。
ガスを抜けたのか、青空に白樺の森がキラキラです!
森を抜けて森林限界。
稜線が見えました!
そして、足元に突然現れた駒草の群生地!!(≧∀≦)
夢中で、コマクサの可愛らしい姿を
カメラに納めます。
コマクサの群生地から見上げる稜線の空と雲。
振り返ると嬬恋村の広がりがチラリ。
この雲を抜けて来たんですね(^◇^;)
稜線に乗り上げました。
早速、広〜い草津白根の広がり!
分岐から右へ回りこむ様に外輪を下っていきます。
目の前には展望台。この広すぎる庭園のような窪地へ降ります。
降りた登山道は、
植物達を守るための木道が伸びています。
一面に広がる駒草の群生!
緑の中の砂地の池は不思議な庭園みたい・・。
火山ならではの、ちょっと変わった草木に感じる。
緑の草の中に、
珊瑚のような白い植物が不思議でキレイ。
こちらもファンタジーみたいな丘に続く道の先、展望台です。
気持ちのいい木道を歩いて、
展望所に上がりました。
展望所からの眺めは外輪を歩いて来たことがよく分かる。
向こうは、逢ノ峰から白根山へ続いていく道。
本白根山への分岐となる尾根道です。
分岐を進み、開けたポイントから、展望所と歩いてきた木道。
本白根山への道は、
森の中を歩きます。
道が分かりにくく、
藪をかき分けて進む箇所もあります。
途中、石楠花の花が咲いていました。
可愛らしいキノコの兄弟も
ファサファサ苔から
頭を覗かせています(´∀`)
笹藪の中を、
足元に気をつけながら進みます
(^◇^;)
そして、本白根山の山頂に到着!
木に付けられた、手作り感満載な山頂標で、それと分かりました。
お疲れちゃん〜(^◇^;)
まだ、噴火警戒レベルが低く、規制区域がなかった頃に
草津白根山は歩いたことがあります。
湯釜から逢ノ峰、そして山頂と思っていた展望台を山頂としてピストン。
友人には湯釜のある白根山ではなくて、本白根山が最高峰な百名山なんだよ、
なんて間違って話してました。
ところが、どうやら草津白根山は展望所ではなく
本白根山という、れっきとした山頂があるらしい(^◇^;)
そしてその山頂は規制区域外にあるので、登りに行ける場所。
雄大な草津白根山には、遊歩道が整備されたハイキングコースが幾つかあって、
なのになぜ本白根山への道は作られていないのかな?
見落としてしまいそうな、本白根山への分岐から、
秘密な感じの道を進んで、面白いな!ってワクワク。
ちょっとだけ冒険をしている気持ちになりました。
ちなみに本白根山の三角点がある山頂は2,165mで、遊歩道最高地点寄りにありますが、
硫化水素ガスの発生ポイントがあるため立ち入り禁止です。
今回お邪魔した、三角点もなく地図上にポツンとある2,171mの不思議な山頂。
思うんだけど、草津白根山の山頂は、一番高い場所でも、それと違う場所でも、
そこが自分の気に入ったピークであれば、もうそれで良いんじゃないかな?
自分が思う場所が山頂で良いんじゃないかな。
そんなことを感じた草津白根山でした。