旅のこと

冬の天城山☆しっとりハイキング

 

とにかく、森の中の道。

海に囲まれた伊豆半島は、実はほとんどが山。

雨と木の天城山へ行きました!

天城山は連山のお山。

今回歩いた万三郎岳、万二郎岳も天城連山のピークです。

他にいくつもの山と峠が、東西に連なって広がる山脈が天城山。

森林限界を越えない、どこまでも広葉樹が続く森の山。

里山に何となく亜熱帯が混ざったみたいな?

天城山へ行って来ました!(๑>◡<๑)

猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2020年12月初頭 行き先は天城山。

シャクナゲコースを周回しました。

縦走路入り口から、四辻を右へ進み天城山の北面をなぞるように、奥へと進んで行きます。

ヒメシャラの森が広がっています。

芸術がほとばしる自然界の作品

ヒメシャラの大木は、いつも物語りの世界に見える。

涸沢までの道は雑木林を緩やかに歩くので、地味な感じ。

涸沢は水が無くて、ゴロゴロ苔に覆われた岩が広がっています。

水苔

 

枯れた沢には、

たっぷりと水分を含んだ水苔。

 

 

地蜘蛛の巣を、玉粒の水滴が潤わせてる。

 

 

 

山肌を這うように歩いて来た道は、
涸沢を過ぎて尾根に取りついて、やっと登りが始まります。

 

曇天すぎる空模様は、

いつ雨が来てもおかしくない。

 

 

尾根道の登り道を乗り上げて着いた分岐は、天城縦走路です。

万三郎岳分岐から山頂へは、少しの距離だけど、道は再び平坦に。

程なく到着した万三郎岳の山頂。

完全な曇り空で、林の中。眺望のない山頂です。

山頂の案内板には天城山縦走路の地図。

長く続く縦走路は、天城峠まで続く。

今回のシャクナゲ周回コースは、天城山の一部を歩く道ですね。

石楠立まで緩やかに降る主稜線の道。

 

道の途中の、苔をまとった古い石碑。

風雨に崩された岩は道の歴史。

 

 

馬の背は、馬酔木とヒメシャラのコラボ道


馬酔木のアーチが出迎える。

 

巨木の馬酔木のウロにも苔が生え、

雨が育む森だと伺える。

 

 

万二郎岳への道に、日差しが差して来ました!

万二郎岳山頂です。

明るくなって来たけど、ガスは変わらずで眺望はありません(T ^ T)

 

ホントなら美しい海や半島の眺望(⌒-⌒; )

景色を諦めて、下山します。

 

 

 

下山をすれば晴れてくるってのは、

よくある現象w

 

 

振り返って、はじめて緩やかな天城山を見る。

 

明るくなった森にも、苔の樹木と南天の赤。

 

 

 

青空を反射させるくらいに滑らかな木肌と、優しいモザイク模様( ´∀`)

ヒメシャラが好きすぎてハグをして、

艶やかな木肌に、頬をあてて冷やしたりw

触り倒してしまう(⌒-⌒; )

 

 

四辻に戻って来ました。

すっかり、木々を堪能した感じですねw

 

 

木漏れ日の美しい日差しの中、

縦走路入り口でゴールです。

木漏れ日、遅いよ〜ん! (⌒-⌒; )

 

 

 

国の日本のほとんどが、山地からできているのは知っているけど、

半島はぐるっと海に囲まれる場所だから、山はでなくて海のイメージ。

でも、この伊豆半島はほとんどが山地で出来ていて、

手付かずの場所もあるって、まるで森の島。

実際に歩いた天城山の豊かな緑と苔の道は、伊豆半島が深い森の島であって、

それを育む雨の多雨地帯の山だと感じられました。

まさに雨木の島で、雨木の山ってことですね。

樹木と戯れて歩いた今回の天城山。

森と道のみ注目して、森篭りしているようで、そんな山も楽しかった。

初めての天城山だから、次は晴れた縦走路を歩いて天城越えですね!

それも、楽しみ(*^▽^*)