雪が来ましたので、雪の山を歩きに飯縄山へ行きました。
猫にマタタビ、人に山旅(≧∀≦)w
行き先は飯縄山。
長野県北部にある二百名山で、近く戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山とともに北信五岳の一つです。
雪です!
「雪は天から送られた手紙」
中谷宇吉郎博士のお言葉ですね。
今年は雪はたくさん降るのかな?
レジャー感覚には嬉しい便りです(๑>◡<๑)
スタートの一の鳥居苑地駐車場の横に戸隠古道の起点があります。
戸隠古道は、この一の鳥居から戸隠神社奥社へと向かう巡礼の古道。
季節を選んで歩いてみるのも良さそうですね。
でも今回は、雪の飯縄山へGO!!
駐車場から、別荘地を進むと、南登山道の入り口である鳥居に着きます。
雪を被った狛犬と鳥居をくぐり、飯縄神社参道兼、登山道に入ります。
すっかり冬らしいモノトーンな世界です…。
飯縄山の十三仏、最初の石仏様は不動明王さま。
今から180年くらい前に建立された石仏群で、飯縄神社参道に点在。
参拝者や登山者を迎えてくれます。
長野県の紹介ページはこちら↓
さて!
今回は、チェーンアイゼンに初挑戦!
4本、6本、10本、12本爪アイゼン持ってるんですが、
実はチェーンアイゼンは、使ったことがなかったんです(^◇^;)
はじめてのチェーンアイゼンは、
お気に入りブランドであるoxtosのチェーンアイゼンを履きました。
雪から足まわりを保護するスパッツもoxtosですw
装着の仕方が逆転な発想!
サイドジッパーを上から足元に引き下げて閉めるってだけですけど、
腰を屈めてジップ金具を留めないで済む!
これがまぁ、ノンストレスなこと(*^^*)
十三のうち第六体目は弥勒菩薩様。雪も少しづつ深くなって、静かな道行。
いくつもの石仏様が迎えてくれるから、ほっこり嬉しい。
少しずつ高度を上げて歩いてきた感じです。
木々の隙間から開けた景色は、うっすら霧が覆う町が見下ろせました。
途中にある水場もすっかり雪に埋もれていましたが、とても冷たくておいしい水。
振り返れば、名の通りに遠く富士山が望めました。
十三体目の石仏様。
雪に覆われてしまったけど、誰か優しい人に掘り出されている。
この石仏様の先から、ようやく稜線へと抜け出していきますよ。
さあ!振り返って後ろを見て!
なんと!
横一列に視界に入りきらない程、素晴らしい山々の並ぶ景色!
富士山から、八ヶ岳、南アルプス。
そして、そして、
北アルプスの壮大な縦列形態が圧巻な眺望!!o(≧▽≦)o
向かうはあの先。あと少し!
上がりきった場所には大きな鳥居。
中にはなんとも味わいのあるお顔の石仏様。
あちらのピークが、飯縄山の山頂です。
もう、雪の深さは40センチくらいでしょうか(^^;;
そして飯縄山。到着です
もう、圧巻の眺望に感覚が麻痺しております。
こんなふうになるのって、アルプスの中を歩いている時くらい(^◇^;)
戻り道も美しすぎる・・・。
なんて唆られる。
行き道で寄らなかった飯縄神社には、戻り道にお参り。
お社から見渡す目線。
こんなに素晴らしい景色を、春夏秋冬、見守る飯縄の神様。
さて、降ります。
けどその前に〜
お腹すいたから、景色眺める場所で
カップラ(๑>◡<๑)
ちょっと陽が傾き始める時間帯
柔らかな西日が
森の横顔を照らします。
狛犬さんに、お邪魔しましたと挨拶。
今季初、降り積もった雪道ハイクは、とても静かで、とても美しく、とても壮大でした。
飯縄山の道は、裾野からゆっくりと上がっていく、身体に優しい感じ。
もう一つの優しさは、
歩く中で迎えてくれる十三体石仏さまの、長年の風雨でまあるくなったお顔。
こんな美しい自然の中で、通り行く様々な人を見守って立っているのですね。
雪道を遊ぶための、足まわりアイテムはチェーンアイゼン。
どうやって靴に装着するの?って、鎖とゴムがジャラジャラ。
最初はゴムを履かずに、バックルだけで靴に止めようとしてしまいました(⌒-⌒; )
やっぱり、初めて使う道具があると、ワクワク新鮮。
実際に使って歩いて、快適。
嬉しくて、楽しい!
アイゼンの高下駄感覚と違って、ライトな装着感なのに、しっかり雪を咥える。
積雪量が少なかったり、しっかりと踏まれた登山道ではとても良いアイテムと思いました。
今でも雪が降ると、子供の頃みたいにワクワクする気持ちが抑えられない自分。
胸の熱くなる感覚というのかな。
雪の積もった野原や山の風景の、特別な世界を思い出しても、
実際に訪れて、その白く美しい雪を踏みしめても、沸き起こる喜び。
いつ迄も、この気持ちは、自分が幾つになっても、キラキラと持ち続けていられる。
雪は、私を無条件で小学生にする。
今年の冬も、たくさん雪遊び!たくさん楽しも〜w