旅のこと

古の縦走路〜☆大峰山の八経ヶ岳

来の自然信仰と修験の道

山の中の山へ向かって歩く。

八経ヶ岳へ行きました!

八経ヶ岳は、奈良県南部の大峰山脈にある、近畿地方最高峰のお山です。

標高は1,015m。もちろん奈良の最高峰です。

大峯山と大峰山。表記する書き方は違いますが、同じ山のこと。

”大峯奥駈道”という、吉野から熊野を結んで山々を歩く、めちゃ歴史の有る大峰山の縦走路もあります。

そう思うと昔の山伏さんの中には、修行に託けて、実は登山大好き!な人もいたのかしら?なんて想像しちゃいますw

”奥駈け”は無理だけど、前駈け?wで大峯山の八経ヶ岳へ行って来ました!(๑>◡<๑)

猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2020年10月 行き先は八経ヶ岳。

奈良です!

近畿のお山です!

行者還トンネル横にある、弥山登山口から

大峰山へお邪魔します(≧∀≦)

 

奥駈道出合の分岐へ登っていきます。

苔も葉も緑の森です。

緑に覆われた道。

木々の隙間の覗き窓から、紅葉がちらり。

奥駈道出合の分岐までの尾根道は、なかなかの急登(^◇^;)

でも、小笹の絨毯とブナの森が美しいです。

 

大峯奥駈道に出ました。

 

 

 

ここかから奥駈道の主稜線の道です。

優しい、柔らかな森の道が続く、素敵な場所です。

”弁天ノ森”と言うそうです。

ゆるゆると、素敵な道が続きます。

歩きやすくて、本当に綺麗な森・・・

下りは、余計にスルスルと歩いてしまうw

降った広場に、銅像が座っています。

理源大師様と言うお方ですね。

にこやかな微笑み。

 

 

樹林の隙間からに広がる森は、秋色になっています。

 

弥山までは、最後の登り道。

整備された階段道が、いくつもあります。

 

 

なが〜い(⌒-⌒; )!

 

雲が多めのお天気に青空!

 

 

 

と思ったら、やっぱりガスになったり・・

(⌒-⌒; )

 

でも、光刺す森はやっぱり格別に美しい。

弥山小屋へと、到着しました。

吉野熊野国立公園、大峰 弥山 1895m

木彫りのフクロウが良い演出です!

 

 

すぐ近くにある弥山の山頂は、あの鳥居の先です。

左の道は、狼平への道。

弥山神社です。

そして、境内の広場からは、目指す八経ヶ岳が目の前に!(≧∀≦)

境内広場にはベンチもあって、お昼休憩。

 

他に小さなお社や、

弥山神社の説明看板がありました。

 

弥山は宇宙の中心のお山だったんだー(・Д・)

八経ヶ岳へ向かう分岐に戻ります。

苔の中に石の道標

八剣山とは八経ヶ岳の別名です。

 

 

弥山の分岐からは、森へと下って行きます。

穏やかな下りの、なだらかな道。

 

 

 

 

谷には、苔と原生林の見事な庭園

下りの次には、登りですよ(⌒-⌒; )

あと少しです!

八経ヶ岳の山頂に到着しました!

 

 

錫杖が立っています。

 

積まれた岩と、木札に埋もれた三角点。

山頂の先の尾根は、立ち枯れた木々が横たわる、荒涼とした様子でした。

深くて、遠くて、遥かな山々

紀伊の山々が幾重にも遠くへ広がって、空に溶けていきます。

 

伊半島の大部分を占める紀伊山地の山々。

広く遥かに、どこまでも続く山々。

山々の海の中に居るみたいと、以前に熊野古道を旅した時にも感じたっけ。

大峰山は、あまりに古くから歩かれて来た山脈で、こんなに山しか無い場所なのに、
歩けるところは全部が道になっているみたいです。

自然信仰とか山岳信仰とか、人の想いが造った道。

単にボーッとした、山好き人間な自分ですが、
信仰の道の深さを、本の少し感じられた気がした山旅でした。

八経ヶ岳の山頂から、遠い山々の連なりを見渡しながら、
好きと信仰は近いものなのかな・・と。

奥駆道の果てしない縦走路も、山が好きだから歩いてみたいな。