旅のこと

岩菅山☆下山は行き当たりばったり(^0^;)

岩菅山は長野県にある標高2295mの山です。

日本二百名山の一座で、志賀高原最高峰の裏岩菅山に次いで二番目の高さになります。

登山道途中の南から見る岩菅山

志賀高原へはスキーシーズンでは訪れていますが、夏に登山するのは始めて。

上信越高原国立公園にも含まれる高原と山々の広がる一帯の、夏の高原旅へ行きました。

2024年7月下旬 行き先は岩菅山

☆東館山ゴンドラリフトから高原のスキー場を登る

☆岩菅山登山口から尾根道

☆ノッキリから岩菅山へアタック

☆下山はピストン中止で一乃瀬水源へ

☆おまけの真夏の長いロード

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東館山ゴンドラリフトの山麓駅から6分のゴンドラ乗車。

標高をお買い上げして、あっという間にお洒落な山頂駅に到着しました(≧∀≦)

東館山ゴンドラリフトと志賀高原ゴールデンラインのHP

山頂駅は広いウッドデッキのテラスがリゾート感を醸し出していて、木道沿いに高山植物園があります。

岩菅山登山口の道標も案内されていて、矢印の方向へ進みます。

石畳と木道に沿ってニッコウキスゲ、ギボウシ、ヤナギランの花が咲き続いています。

延びる木道が気持ちいい

植物園木道からスキー場の林道に変わり、緩やかな傾斜道を上っていくと東館山スキー場に出ました。

そこはニッコウキスゲが一面に咲く、夏の高原が広がっていました!(≧∀≦)

素晴らしい美しい高原の風景・・・

更にゲレンデを登れば、寺子屋スキー場のリフトトップと、その先には登山口です。

高原の広いゲレンデ歩きが終わり、岩菅山登山口に到着しました。

ちょっと荒れ気味ですが、本来の馴染みある登山道になってホッとする感じも(^0^;)

すぐに寺子屋峰の山頂に着来ました。

続いてまたすぐに金山沢の頭。赤石山への分岐です。

樹林の隙間から、目指す岩菅山が見えました!

とは言え、遠くない?(T-T)

連なる2つの峰は、手前が岩菅山で奥に裏岩菅山ですね。

裏岩菅山の方が標高が高く、志賀高原の最高峰になります。

樹林帯から、日射しの強い一本の尾根道を歩き進みます。

谷を挟んで東の山並みは群馬県に続く、山深いエリア。

あぁ・・・!なんて、もう夏の山なんだろう!

そんな景色が広がっている幸せ( ´艸`)

足元から続く一本の道は、あのピークへと繋がっている。

続いて続いて、歩いて歩いて、あそこへ。

緩やかなアップダウンを繰り返す道は、どうも下りベースだったようで、ご褒美みたいに楽しいハイキングロードです。

夏の花も時々に顔を見せます。

白い夏の花火みたいな立派なシシウドと蜻蛉は、夏の時間を切り取ったみたい。

岩菅山がかなり近づいて来ました!

山頂への道がくっきり見えますが、エグい急登っぽいなぁ・・・(^0^;)

ノッキリ分岐に到着です。

小さな広場で木製ベンチが2つあり、岩菅山に取り付く前休憩を取ります。

同じタイミングで登山口から歩いていたハイカーの方とお話をしたら、一乃瀬へ下山するとのこと。

発哺温泉へのピストンを考えていましたが、ゴンドラ乗車時間までに間に合う気がしないので、参考にしようと思いつつ、とにかくメインの岩菅山へ出発です。

見上げる山頂と、見下ろす渡す歩いて来た道。

美しい眺めは遠くにあるから綺麗なのだと、目指す矛盾を感じつつ、坂道の途中で息つくのですw。

遠くから見えていた山頂下の岩稜帯はやはり手強くて、ガスった山頂にもう少し早く行動するんだったと、いつも後悔するのです。

でも、もうすぐ山頂だし、ここまで楽しく歩いてきたので、頑張ろうね。

ガスっちゃってる山頂に到着です(*⌒▽⌒*)

三角点にタッチ!お花に囲まれた三角点にテンション上がる〜!

山頂には避難小屋が建っていて、何だか雰囲気に引き寄せられて見学へ。

岩造りの壁に立派な梁が屋根を支える小屋の室内。

きれいに整頓されて、薪ストーブや薪ややかんがあって頻繁に使用されている感じでした。

そんなこんなで山頂にいたら、少しの晴れ間が現れました!

やった!晴れた山頂(一部w)

山頂からノッキリ分岐に戻ると、道の真ん中に雌のカブトムシが居ました(^0^;)

きっと木から落っこちた、おっちょこちょいな子。

他人事に思えなくて、横の木に戻します。

もう、気持ちはゴンドラへのピストンではなく、一乃瀬水源へ。

バスも遅くまで走っている様なので、岩菅山登山道入口からバス通りの奥志賀高原線へ下山することにします。

樹林帯へと下って行くので、最後に岩菅山を見上げてお別れです。

古くから整備されている登山道のようで、年期の入った木の階段道が多く作られていました。

なかには、もう土に埋もれて坂道と化した階段もあって、こんな道も素敵だと感じます。

朽ちた道標と、地元の高校が建てた新しい道標の時代の移りも良い。

アライタ沢に掛かる岩巣護橋につきました。

橋の下にある岩はグリーンタフの緑色凝灰岩なのでしょうか。

何となく緑色っぽい気も?

橋を渡ると、道は歩きやすい遊歩道のような石畳に。

沢と上条用水路と二筋の流れの間を歩く、面白い道です。

すぐに用水路だけになってしまいましたが、水平の道なのに勢いある水流が流れていく様子が何とも不思議で楽しいです。

武右衛門沢との出合です。

小さな看板と、水路のパイプでしょうか。

同じように延々と水路に沿って続く道を歩くと水源区の看板がありました。

道の右側が水源区域のようです。

底清水です。

岩の間から清水が湧き出る場所だそうです。

水路横を歩き飽きた頃に、分岐の小三郎小屋跡につきました。

このまま水路沿いを1時間歩き進めば一乃瀬バス停に出ますが、岩菅山登山口から手前のバス停に向かうことにします。

無事、岩菅山登山口に下山しました。

さて、お疲れ山!と言いたいところですが、ここから灼熱のロードが始まる(T-T)

岩菅山登山口の駐車場は道路沿いに駐車スペースがある感じでした。

さて、道歩きです。

バスは1時間以上待つ空白に時間帯・・・(T-T)

こんなことなら、水路沿いに涼しい道で、せめて一乃瀬までも歩けば良かった。

一乃瀬を過ぎ、高天ヶ原の緑のゲレンデが眩しいです。

ゴールの発哺温泉までもう少し!

ゴンドラリフトの通過する下をくぐって、ようやくスタートした東館山ゴンドラリフトに戻り着きました。

すっかり、夕刻。

よく歩きました(^0^;)


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