世界自然遺産、知床半島の真ん中辺り。
羅臼側からウトロ側を結ぶ、知床横断道路の羅臼側ゲート横に
羅臼温泉 熊の湯があります。
知床横断道路は、夏タイヤでしか通行出来ない為、夏しか通れない道。
その年、開通当日の5月1日に通るはずだったのですが…
前日の雪崩で開通延期!(T-T)
でも、そのおかげで羅臼温泉 熊の湯にお邪魔することが出来ました!
通行止めでございます(^_^;
知床横断道路のゲートは雪崩のために開かないようです(T-T)
でも折角なので、ゲートすぐ横に流れる羅臼川の対岸にある熊の湯に寄って来ました。
まだらの残雪が残る春。
知床国立公園羅臼温泉野営場に、併設されるように熊の湯はあります。
羅臼川に掛かる橋を渡って対岸へ。
橋の奥には雪山の白。
春はまだまだ、残雪と雪山が当たり前の知床半島です。
橋からは川向こうに熊の湯の浴舎が見えます。
男湯はこっちから見えちゃってますね(^_^;
木道を進み、すぐに浴舎が見えてきました。
この温泉は地元の方が有志で管理していて、無料の温泉とか。
この木道や浴舎も、地元の方々のご尽力で作られて、整備されているのですね。
浴舎の手前には、熊越の滝の逸話について読まれた和歌でしょうか。
立派な石碑です。
手作り看板の、シンプルな女湯の入り口。
母子熊さんも、この温泉に入ったのかな?
なんて楽しい想像をしますが、
熊の出没するエリアに、私たち人がお邪魔しているのですね。
女湯の浴槽です。
美しい翡翠ブルーのお湯。
泉質 | 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 |
---|---|
効能 | 慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、虚弱児童、やけど、等 |
塩化物泉はとても温まって、湯冷めしにくいお湯です。
さっそく温まっていきましょう!
わーい貸し切り!(≧∀≦)
って、めちゃめちゃ熱っついー!!
壁や浴槽の周りに配されたアイテムの意味を知ります(^_^;
とにかくホースの水を出し、ひたすら湯もみ棒でかき混ぜる(^_^;
真っ裸で熱湯風呂と格闘ですw
ひとりダチョウ倶楽部ごっこ
したりしちゃいました(^_^;
元のお湯の温度もあるけれど、熱めのお湯は肌にジンワリと沁みるように、お腹の中まで温まって、サッパリとした感じ。
嬉しいことに、硫黄が含まれる温泉はシミ予防効果がある美肌のお湯。
山やスキーでダメージ大のお肌にはバッチリです(≧∀≦)
緑がかった白濁のお湯は、酸性が強めだから、殺菌効果があって美白効果も期待できますよ〜。
熊の湯十カ条です。
十ヵ条の中に10以上の内容が含まれている気がしますがw
この、果てと言える場所に湧き出る、素晴らしい恵み。
その恵みを大切に守って、その恵みを隔てなく分け合い、続けていく。
その為の、なんて思いやりに溢れた十ヵ条。
温泉に温まって、人の想いに温まった、そんな気持ちの良い温泉。
一度入って少しでも関わった誰もが、この湯を守る気持ちになる知床の温泉。
熊の湯は、みんなの温泉って感じました。
もちろん、知床は壮大な自然の世界。
温まって癒やされて、ここからまた旅を始めよう。
羅臼岳山頂