スタートの大垂水峠の標高はなんと2365m!
もうすでに高山ではないの?
更にちょっとだけ高みへ向かって、
稜線だけを歩く。
前菜すっ飛ばしてメインのお肉だけ食べるようなw、稜線だけを味わえる道で
金峰山へ行きました。
金峰山は奥秩父山塊主脈に位置し、山梨県と長野県の境にある標高2,599mのお山です。
日本最高所の車道峠があって、その大垂水峠からサクッと金峰山へ行けてしまうのです(^◇^;)
天上の稜線歩きだけしたいわ!なんてわがままも叶ってしまいます。
大変な坂道をひたすら登って行く苦労と、かかる時間をショートカット。
でも、美しい稜線の道と大展望の景色は、ボリュームは最大限!
こんな珍しい山はなかなかないと思いますw
そんなイイとこどり、初冬の金峰山へ行ってきました!(๑>◡<๑)
猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2020年10月末 行き先は金峰山。
大垂水峠にある登山口です。
舗装された駐車場の横から入山します。
登山道に入って程なく、樹林の隙間から先に見える朝日岳。
左手には木々の隙間から、もう南アルプスがチラリ。
樹林に囲まれた尾根道です。
登山道の小道は歩きやすく、緑の苔としらびその林が気持ちいい。
道の横の日陰には、
先日に降った小雪が残っています。
苔の緑に白い残雪がきれい。
朝日岳の手前にある岩場に上がると、ビックリな素晴らしい眺望が開ます!
山間に霞んだ甲府盆地の先に、端正な形の富士山。
歩き始めて1時間ですよー(^◇^;)
南アルプスの山並みも遠くに。
上の雪が、山の形を分かりやすく見せてくれます。
せっかくなので、
青い富士を眺めながら、もう小休憩ですw
朝日岳に着きました。
山頂は多少樹林の中になるけど、これから向かう稜線が望めました。
鉄山から金峰山が、南アルプスを背に映えています。
遠く稜線の切れ目には
ぽっちり五丈岩も見えますね。
樹林を巻くように抜けると、賽の河原からは稜線の道。
あっという間に金峰山の山頂です。
岩場の上から、
360度の眺望が堪能できる山頂です!
五丈岩がすぐ先にあります。
良い日和なので、登山者も大勢います。
もちろん南には富士山が、ますます青く見えています(๑>◡<๑)
八ヶ岳の全景をバックに、瑞牆山の尖った山頂も見えます。
ピストンですから、
帰る方向には国師ヶ岳があります。
大垂水峠を挟んで、うっかり行きすぎないようにしなきゃw
お昼も近くなった、帰り道の森。
しらびその影も濃く、最後まで気持ちのいい道。
本当に、サクッと歩きました(⌒-⌒; )
秋の行楽日和。お手本のような天気の、午前中での山行です。
でも、こんなことが出来てしまう二千メートル級の山も珍しい。
高い高い山に神様がいた頃って、手の届かない高みへは簡単にたどり着けることは無かった。
だから山は神域だったのだと思う。
天狗や木霊がいて、天上界がある山々の頂へ行けるのは、修行を積んだお坊さんくらいだった昔。
今は、山の上まで車道が通って、ロープウェイがあって。
かつては特別な人しか歩けなかった天上の道が、サクッとその場所をすくい取るみたいに歩けてしまう。
そりゃあ、神様も山からいなくなってしまうよね(^^;;
でも、山はやっぱり神秘的だし、美しい。