荒船山は群馬県と長野県にある標高1423mのお山です。
日本に百名山の一座で、南北に約2キロの安山岩で出来た平坦な山容で、まるで荒波を進む船のように見えることから名前が付いたそうです。

山頂手前の霧氷
遠くから見る独特な山容が気になっていた荒船山。
あのテーブル稜線の上は一体どんな景色なんだろう?
2025年4月初旬 行き先は荒船山
✿もくじ✿
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☆荒船不動下駐車場から星尾峠

お手軽ハイキングで向かう予定の荒船山のご様子は、なぜか白いんですが?(^_^;)

登山口の荒船不動下駐車場は平日なのもあって無人です。

駐車場から上がってすぐ、荒船不動に出ます。
緑の苔に覆われた、静かな境内。

石仏も緑色。

登山道に入って沢筋を歩きます。
沢は氷に覆われている箇所もあって水は冷たそう‥。

氷の沢はなんとも不思議で異世界風

枯葉の穏やかな道を上っていきます。
尾根が見えるくらいに上がってくると、足元は残雪に変わって来ました。

星尾峠の分岐に着きました。

分岐には古びたこーす図の書かれた案内版があって、可愛いイラストが消えかけていたけど読むことは出来ました。

そして向かう山頂方向には、そこだけがこんもり白い山頂が青空に映えています!
テンション上がる−!!(≧∀≦)

☆きらっきらな山頂
星尾峠からの日の当たるトラバース道は、すっかり残雪も解けています。

経塚入口へ北向きに曲がると木の階段道が現れて、残雪も再び。
広く穏やかな林の道です。

進むにつれ、どんどん霧氷の枝が増えてきて立ち止まってしまう美しさです( ´艸`)

青空に煌めく木々の、なんて綺麗なんでしょうか・・・

キレー!キレー!と感嘆ばかり口に出ます。

前夜にはよほどの風雪があったのでしょう。
そう言えば、朝の曇天で見た山容は遠目からもびっしりと凍り付いた荒船山でしたね。
木の幹にもエビのシッポが張り付いています(゚o゚;

山頂に向かう道は核心部らしい急登と残雪ですが、テンション上がっているから夢中で上へと登ります。

荒船山の山頂に到着!
小さなお社と狛犬が奉られた山頂です。

手作りな、しんちゃんの山頂標だぞぉ(^▽^)

もふもふな山頂の雪景色。
気温は低くて寒いけど立ち去りがたいな。

山頂を下った林のなかで、雪上ランチ。
いちおう、手作りのおいなりさんです(^_^;)
ちょっと薄味でいまいちだったけど・・・

☆テーブルの上には何がある?
お腹も満たされたので、山頂稜線を歩きに向かいます。
長い台形をしたテーブルマウンテンの景色は、驚きの広がりです!

まっすぐな道はどこまでも伸び、時間と共に雪は溶けて少なくなってきたようです。
しばらく進むと、クリンソウの群生地がありました。

クリンソウは5月から6月にかけて涼しい湿地に自生する日本固有のサクラソウの一種だ荘です。
春の新緑の輝く林の中のクリンソウも見に来てみたいな!

更に平地を進むと、荒船山神社奥宮につきました。
立派な鳥居の中に古いお社が奉られています。

古代から人々が崇拝した山の上は広くて、沢山の木々に守られるように優しい雰囲気がある感じ。

稜線の中央部には、昭和初期に地元の人達によって建てられた石柱碑が建っていました。
古い神々の争いの和議がこの地で結ばれたと、説明文がありました。

来た道を戻って下山します。
周回の御岳山方面からは下山途中に、雄大な浅間山が望めました。

☆今回の行程☆