今年は雪が多い。
祭りみたいに降った今年の雪を
シンプルにガッツリと歩きたい!
雪を踏みに蛭ヶ岳へ行きました。
mataTabi
2022年2月終わり 行き先は蛭ヶ岳
蛭ヶ岳は神奈川県の丹沢山地の中央部にある、標高1,673mのお山です。
丹沢山地、神奈川県の山の最高峰なだけに、山頂は遠い場所。
最短の青根登山口からでも、距離もアップダウンも多くて、
日帰りにはちょっと大変かな。
でも、蛭ヶ岳の広い山頂からの見渡す眺望は、さすが最高峰!なのです。
神仏の名前が蛭になっちゃったと言う山の名前も、麓から仰ぎ見られて、
人に親しまれてきたからかな。
実はずっと蛭ヶ岳を百名山と勘違いしていたよw(๑>◡<๑)
黍殻山登山口のゲートです。
西側なので、まだ陽の光はうっすら。
でも、清々しいです。
登山口横には数台の駐車スペースがあります。
ここまで車で詰められれば、日帰りでも気持ちは楽ですね。
歩きやすい林道から丹沢主脈へアプローチします。
とてもキレイに整備された林道は、融雪剤など除雪もしっかり行き届いています。
かなりの距離を除雪された道で助かりましたが、
ここからはもう雪の林道。
立派な砂防堰堤が、川と山を守っています。
八丁坂ルート入口に着きました。ここからが登山道になります。
林業用のモノレールの小屋があって、木々も山からここに下山するのね。
山道スタート!
蛭ヶ岳へは、まだまだ入口。
頑張るぞー!(๑>◡<๑)
雪は深くないけど、まだ朝なので
凍結もあって注意が必要。
チェーンアイゼンを着けるタイミングを見計らいます。
さっさと着けなきゃね(^^;;
西の森へ、ようやく朝日が訪れます。
文句の無い青空を見上げる。
黍殻避難小屋分岐に乗りました。
ここから、丹沢主脈の道になります。
木漏れ日の登山道は緩やかに伸びている。
木々の間から蛭ヶ岳が見えました。 遠!(^◇^;)
見下ろせば宮ヶ瀬湖の、絵の具を溶かしたエメラルド。
八丁坂ノ頭分岐です。
右に行くと元に戻っちゃいますよw
雪のない頃に、こちらも歩いてみたいです。
途中にこんな木がありました。
伐採予定の樹木でしょうか?
しっかり整備が行き届いているけれど、
ちょっと切ないです(>_<)
東海自然歩道の最高標高地点の道標です。
1,433mが歩道の最高地点。
歩道・・・?w
ゆるゆると八丁坂の道が、踏み跡もしっかりと伸びています。
姫次に着きました。
戦国時代に、敵に追われたお姫様が命を絶ったのが、姫次の名前の由来だそうです。
そして、いつか来たいと思っていた姫次からの、富士山。
カラマツのフレームが富士山を引き立てます。
姫次からの蛭ヶ岳。まんもり頭のてっぺんに、山頂の小屋が見えます。
富士山に足を投げ出して、
もぐもぐタイムな休憩です。
風もなく、うららかな日和( ´∀`)
姫次から下り始めてスグに見えた2レイヤー先な富士山(≧∀≦)
圧巻です。
この先の、平と名付けられた場所は、なだらかな森の道。
ブナ林の、雪に落とす影が美しい・・
地蔵平から徐々に道は登り、気付けば蛭ヶ岳の主稜線に取り付いたみたいです。
振り返れば、重なる山々の大展望!!o(≧▽≦)o
尾根道の階段は、ひたすら空へ向かって続いてるみたい。
振り返って見るのは、歩いて来た主稜線。
なんて素敵な道を歩いて来たんでしょう。
山頂まであと少しだって、分かりやすいキラキラなアプローチ!
雪の切れ目の青空に、
山頂の小屋が見えて来ました。
着いたー!(*^▽^*)! 蛭ヶ岳の山頂です。
初めての蛭ヶ岳でーすw!(≧∀≦)
記念写真撮っちゃうよ!
バッジも買わなきゃね。
山頂から360度。 遮るものが無い、広くて大きな景色!
南には丹沢の白雪をまぶした美しい稜線と、蒼い相模湾。
向こうへ歩いて行きたいな。
そして、富士山の右から流れるように南アルプスの山々が並び、八ヶ岳までも。
広い山頂の反対側に行けば、関東平野が一望です!
すごくいい場所にある、蛭ヶ岳山荘。
お腹が空いたので、お目当てだったランチを目指します。
じゃ〜ん!!
ひるカレー! ๑>◡<๑
蛭ヶ岳山荘のカレーです。
たっぷりボリュームあってお腹いっぱい。
下山が少し遅くなってしまったけれど、最高の天気にキラキラの午後。
富士山もすっかり午後の表情
姫次からの蛭ヶ岳も午後のお顔で、帰る私の背中を見送ってくれました。
蛭ヶ岳を知ったのは、初めて丹沢山を登った時。
当時は、とても自分の足には無理だと感じる場所にありました。
いつかそのうち行けるだろう、なんて思っている間に、
なんだか行きそびれている山って、ありません?
そんな幾つかある山の一つが、蛭ヶ岳でした。
今回、山頂に立ってみて驚いたのは、
こんな展望のステージの様な山が、関東にあったんだ!?と。
広い山頂をぐるっと、あちこちの方角の先にある、美しくて遥かな眺めを見る。
何度も、もう一度見て、最後にもう一度見納める。
それからもう一つ、行ってみたかったのが姫次です。
関東近辺から富士山が美しく見える場所はたくさんありますが、
その中で、とても奥まった素敵な場所にあるのが姫次と想像してました。
長年、行きそびれてしまっている山には、自分だけの思う姿の山があって、
それは都合よく、美しく脚色されたりするけど、
想像と違っても、それがまた良いじゃないいですか。
明日から春ですよ!て言われかねない、暖かな日差しの中で歩いた雪の蛭ヶ岳は、
十分に想像を超える、美しいお山でした。