戸隠連峰の東側にある黒姫山は標高2053mの成層火山で、別名信濃富士と言われる独立峰です。
信州を代表する山で日本二百名山に選定されています。
夏雲がの乗る黒姫山
周囲にはスキー場やキャンプ場があり、野尻湖にも近くレジャーが盛んな地域。
夏休みが始まった7月の終わりの高原風景と合わせて信州の山を訪ねました。
2024年7月下旬 行き先は黒姫山
✿もくじ✿
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☆長ーい林道歩きから新道登山道
早朝。
登山口へ向かう途中でトウモロコシ畑越しに山容を見せる黒姫山です。
大橋林道の駐車場横には小屋が建った堰堤があり、川の流れる音と鳥たちの鳴き声が聞こえます。
駐車スペースに一番乗りのようです。
広めで、10台分くらいある感じ。
整備された林道に進むと、すぐにゲートがあります。
ゲート横に、緑は友達と書かれた注意看板。
はい。緑は大好きな友達です!(≧∀≦)
導くようにまっすぐ伸びる林道は緑が美しいく、サルオガセがカラマツにぶら下がる森です。
戸隠竹細工の森と標識があります。
伝統工芸の竹細工に使うネマガリダケを地域ぐるみで保護していく取り組みだそうです。
深い深い緑に覆われた登山道に入りました。
登山道沿いに茂るのはネマガリダケなのでしょうか。
新道の分岐に着きました。
ここから林道は登山道へ変わります。
美しい大木が日射しから守ってくれます。
しなの木と書かれた看板。
しなの木は信濃が語源になったとされていて、日本の固有種だそうです。
何年ここで立っているのでしょうね・・・。
緩やかだった林道から、登り道に変わって進むと眺望が樹林の切れ間から覗きます。
足元には高山植物のヤマハハコが、この夏はじめましてでお目にかかれました。
ヤマハハコは好きな花のひとつ。
うれしいですね。
道は森林限界付近へと上がり、樹林が低く火山岩が露出し始めました。
☆外輪稜線のパノラマ道から山頂へ
しらたま平と名付けられた小さな広場に出ました。
しらたま平からは、晴れているのですが、あいにく雲の多い空で遠くの山々はパズルのよう。
あれはどの山かな?って感じです。
せっかく稜線道に出たのに足元はすっかりガスっています。
緩い大気の動きで、白いベールは薄れるけれどスッキリしない外輪道。
うっすら野尻湖が眼下に見えます。
先のピークが山頂でしょうか。
気温も高い蒸し暑さ。
でも白く幻想的な山肌の傾斜には、夏の花々が咲き誇っています(≧∀≦)
するとピークがしっかり見えた頃、足元を覆っていたガスが払われて眺望が広がり始めました!
信濃町の緑豊かな風景が見下ろせます。
対面には斑尾山と信州の山々が連なっています。
大池への分岐です。
この先山頂は15分程度です。
トンボの道案内で山頂へ向かいます。
分岐からすぐに黒姫山の山頂に到着しました!(≧∀≦)
大きな岩で盛り上がった山頂広場からは雲がなければ、壮大なパノラマが楽しめるのでしょうねぇ。
眺望はいまいちですが、山頂には小さなお友達が隠れるようにいて和みました。
雲の多い景色ですが、真上からは強い日射し(T-T)
少しのランチ休憩をとって来た道を戻ると、戸隠山が荒ぶった山容を見せてくれました。
登ったことが無い戸隠山へも、またいつか登って黒姫山を見てみたいと感じました。
⭐︎今回の行程⭐︎