春の空へと泳ぐマンタの背中を滑り降りる
遠征BC!
北海道は大雪山の黒岳へ行きました!
北海道の真ん中にある大雪山は、ひとつのお山ではなく2000メートル級の山々が連なる山々のこと。
その広大な大雪山系の石狩山地、端っこにある黒岳(1,984m)はロープウェイもあって、アクセスがしやすいですお山です。
初めて訪れた大雪山を、まさかスキー板で登頂するとは思ってもなかったけど。
入り口の黒岳ロープウェイからいっきに標高を上げて、初めましてな大雪山です。
猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2017年4月 行き先は大雪山の黒岳。
層雲峡へ向かう道の途中です。
春の小川の石狩川から見た大雪山!
川辺にはびっしりフキノトウが生えています。
山菜取りして天麩羅とかフキノトウ味噌
等したいけど、ぐっと我慢(^◇^;)
朝焼けの大雪山が美しいです
ロープウェイからの眺めです。
ちょっと雲が怪しい・・・。
5合目の黒岳ロープウェイ駅です。
ロープウェイ開業50周年の展示がありました。
外に出たら、かまくらがありました。
溶けかけのかまくらって寂しいですよね(^_^;)
ペアリフト乗り場へ向かいますよ。
板を担いで先を歩くのは、ベテラン同行者さん達。
5合目リフト乗り場です。
もう目の前に黒岳が聳えています。
ここでスキー板を履き、登行準備。
7合目リフトトップには登山事務所もあります。
7合目の標高は1,510m
春とはいえ、まだまだ雪深そうです。
ハイクアップスタートです。
青空が見えて来ましたね!!(^O^)
そして、振り返ればもう大展望です!
横を見ると
まぁ結構な斜度ありますね(^^;;
早々に少し立ち休憩です。
傾斜面だし
スキー履いたままだと、やっぱり座れないですね
休憩で、立ったまま空を見上げると
真上は青空
高曇りもあって、視界が変に眩しい。
木のシルエットも
柔らかい影を雪原へ落とす。
ぐんぐん上がるにつれて、どんどん景色も広がっていく!
南方向に見えるのは烏帽子岳の尾根でしょうか。
さらに斜度キツくなった?(⌒-⌒; )
自分の立つ感覚が麻痺してしまうみたい
更に急登。
ベテラン同行者さんが先行してくれ
少しでも登りやすい様に、斜面を選んでくれます
三本立った巨石の先に烏帽子山の台地のような山容
もう自分的には、立ってるのが怖いような場所に来てしまった感じ(^◇^;)
一歩一歩、慎重に、シールがしっかり噛む様に進む
黒岳の山頂に着きました!
急斜面から、崖のヘリに乗り上がるように、突如着いた山頂。
その先に広がる世界。
向こうには、ここから続く大雪山系の山並みが見える。
旭岳の方向は、雄大な別の惑星。
雪に覆われて
滑らかで真っ白い絹地みたい
山頂は、強い風が雪を巻き上げて、吹き抜けていきます。
滑走準備も、色々飛ばされないように注意して行います。
石室の方へ歩く登山者の姿が小さく見えた。
次回は、私も向こうへ行きたいな(^ ^)
さあ、滑走スタートです!
ベテラン同行者さん達は、
ご馳走を前にしてサッサとドロップ開始
滑り出しの斜度が厳しくて怖い〜!
ゆっくり、斜面を斜めに
トラバースするように刻んで、
先行する同行者さんの所まで、
なんとか降りる。
少し滑ってきて、降りる斜面です。
遠いけど、あっという間に滑り降りてしまいそう。
ベテラン先輩達は、テンション高く
楽しそうに滑走!
さすが、上手いです(๑>◡<๑)
やっと、私も楽しめる斜面まで降りて来ました(^◇^;)
シュプールが折り重なって、人が描く雪の模様
やはり、あっという間に樹林帯に戻ったね。
黒岳は山頂近くまで樹木が生えていて、夏は深い森の山だから黒岳って名前になったって説がある。
冬の黒岳は、腕を広げて空へと飛ぶように泳ぐ姿の、やっぱりマンタですね。
黒岳スキー場を抜けて、
RW乗り場に帰ります。
RW駅にあるかまくらで、やったねポーズ!
黒岳さん、ありがとう!
また、他の季節も遊びに来るね!
BC初めて2年目の春です。
シーズン終了としてもですが、このシーズンの集大成になればと思い、北の大地へ遠征してきました。
大雪山は初めましてな場所。
まさか夏山でなくて、スキーが最初になるなんて、なんだか変な感じです。
でも、BCは登山。
樹林を抜けて山頂までノンビリと歩く。
ただ足元の履物が板ってだけの違いです。
夏山もクライミングも沢にも、それぞれ特有なコツみたいなのが有る様に、
スキー履いて歩くのも、色々なコツがある事が最近やっと分かってきた感じ。
今回の黒岳は、自分的には崖と変わらない斜面。
自分の横を小さな雪玉が軽快にコロコロと遥か下まで落ちていく。
アレが次の自分の姿かしらん…と(´-`)
怖さを抑え込んで、冷静に丁寧に一歩ずつ。
油断せずに、確かめてから次の一歩へ。
やっと山頂に着いた思いは、単に事実でしかない感覚。
でも、塞がっていた向こう側の景色の広がりは、やっぱり美しい感動。
風の強さもあり、ノンビリと山頂とはいきませんでしたが、
RWで来れる黒岳の良さに、また来ようって思いました。
滑り出しは私には崖みたいで、飛び込むなんてあり得ない。
雪と相談で斜めにターン箇所を探す感じでした。
大岩が並び立っていたラインからは、なんとか雪に任せて滑降。
夢中に雪を感じて、自分なりの一生懸命な瞬間。
けして美しくは無い不器用な滑りですが、そんなん知ったことか!(^-^)
この喜びはの瞬間は、唯一無二な自分だけのものですからね。
ゲレンデの整えられた雪じゃない雪たち。
山の雪はいつも違う。
毎日違う。場所で違う。時間で違う。
だから楽しくて、、凄い。
焦らずに、自分の力量の目安はいつも低く。
出来る事の半歩先の、なりたい自分の姿を追って行けたらいいな、と思いました。