幻想の森
憧れを歩く原生林
世界遺産を覗きに白神岳へ行きました!
白神岳は、青森県にある標高1,235mのお山です。
世界遺産に登録されている白神山地は、約13万ヘクタールという広大な山岳地帯で、原生的な森と、世界最大規模のブナ天然林があります。
ほとんど人の手が付けられていない、原始の森。
ずっと行ってみたかった、白神岳へ行って来ました!
mataTabi
2021年8月 行き先は白神岳
海沿いに走る五能線の白神岳登山口駅から
林道を上がって白神岳登山口の駐車場。
標高は200mって、海からすぐですね。
この先にある、旧白神岳登山口は
少し上がった場所に三角お屋根の
小さい小屋が置かれています。
すぐに出迎えてくれる、圧巻のマザーツリー。
森ヘ訪れる者へ、存在そのものがメッセージの様です。
歩き始めには、植林された区間もありましたが、
しばらくすると、華奢で伸びやかなブナ林に・・
豊かな水を抱える森に、
滲み出る湧水が清らかに滴ります。
360度、囲まれてしまう緑の森
森の仲間たち
夏アザミの紫
モジャモジャ苔が地を覆う
涼しげなホタルブクロ
小さな花たちも、
森と水に守られて咲いています。
最後の水場だそうです。
山頂付近に水場があるみたいですが、
白神岳の水なんて、名前だけでも美味しそうです(´∀`)
看板の少し上にある水場。
しっかり溶接で作られた柄杓が置いております。
お・・重い(^◇^;)
ちなみに、ちょこと手前の水場で、
最後の水場と勘違いして、ハイドレーションに汲んでます。
どちらも美味しいお水(๑>◡<๑)
蟶山(マテヤマ)は帰りに寄ることにして、森を進みます。
森には花だけじゃなく、きのこもたくさん(°▽°)
寄り添って絡まる蔦に、生命の力を感じます。
曇りがちだった天気に、青空が差し込んで来てくれました。
真夏の日差しです!
途端に、メラメラと陽の光が踊りはじめる。
振り返り、眺望が見えて来ました!男鹿半島と日本海!
青い日本海を見下ろします。
帰りに寄っていく蟶山が見えます。蟶山に雲が集まって来ているみたいw
稜線に上がって、森林限界です。
小さく山頂避難小屋が見える。
マテ山からの尾根と、左手には二股コースの尾根が見えます。
白神岳稜線にお花と海が色を添える
大峰分岐に着きました。
長い十二湖コースと合流。
山頂まではあと少しです!
そして、見たかった白神山地世界遺産登録地域!
残念ながら、重たい雲のカーテンに隠されて見えません(>_<)
すっかりガスに覆われてしまった山頂への道
笹の中の一本道と、避難小屋が見えます。
山頂近くの祠に手を合わせる。
ガスを晴らしてください〜(^◇^;)
山頂への道の足元には、夏の花が咲いている。
山頂手前に立派な公衆トイレと
少し離れて山頂避難小屋。
ウッド仕様で三角屋根がかわいい。
そして、真っ白な白神岳の山頂に到着です( ;∀;)
何にも見えないから、小屋の中を覗きますw
まだ、新しくて木目もキレイです!
宿泊スペースは3階構造
断熱シートも置いてありました。
これは快適そうですね!
戻り道から、再び世界遺産登録地域。
やっぱりガスの中だけど、美しさは見える。
いつかまた、あの笹峰の先を歩いて、白神岳と原始の世界を見に来よう。
ピストンで戻り途中に、
蟶山(マテ山)の山頂へ寄りました。
蟶山分岐から5分w
三角点にタッチ!
マテ山の”蟶”は、マテガイのこと。
海に近い山の名前なのですね。
下山にて、黄金崎。
美しい夕日と、不老不死温泉で癒されました。
実は何年も前から、十二湖から大峰岳を越えて十二湖コースで白神岳へ来たいと、夢想していました。
世界遺産に登録されたこともあるけれど、
それは山頂を目指すのではなく、山域を目指す山旅をしたいと思ったから。
今回は山頂を目指す山旅だったけれど、マテ山コースは海からそのまま真っ直ぐに原生林へと登って行く道。
その直結な道は図形みたいに、海と森が繋がっている事を感じられる。
どれだけ豊かで深い場所を、この地が内包しているのかを目の当たりに出来る道。
次は、中に入り込みたい。
深い森と、森を行く道を、また辿って、深い場所を垣間見る。
そんな旅をしに来たいと思います。