旅のこと

春晴と純粋な天☆乾徳山

季節が移る、遅い春の日

草原と、岩遊びと、富士山を眺めに

乾徳へ行きました。

乾徳山は山梨県の奥秩父山域にある、標高2,031mのお山です。

昔々、有名なお坊さんが、この山で悟りを開いたとか。

名前の”乾”は、北西にあるってことだそうで、辞典には、純粋な天と記載あります。

”純粋な天” て良いですね。

その意味にふさわしい、広い草原と、映える巨石と、伸びやかな富士山と。

タイトながらも、変化に富んだ道を楽しめる、乾徳山へ行ってきました!(๑>◡<๑)

猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2021年4月中頃 行き先は乾徳山。

大平高原からの登山口です。

 

明るい林間の遊歩道のような

登山道からスタートです。

 

道満尾根分岐

登山口からすぐ、

ウォーミングアップで少し身体が暖まった頃、

道満尾根の分岐です。

 

 

分岐からすぐに樹林がきれ初めて、早速の富士山!(*^▽^*)

アップしちゃいます!

本日は富士山の大盤振る舞いですよw

 

 

 

分岐から先は広くて、空がよく見える尾根道。

 

緩やかに伸びる尾根道と

気持ちい隙間の雑木林と

緩やかな登り道。

 

緩やかな丘の向こうに、乾徳山が見えて来ました!(๑>◡<๑)

扇平の草原が緩やかな傾斜がわかります。

そして、月見岩の分岐から見渡す、遠望の富士山。

月見岩です。

立派な大岩。

 

この上で、お月見しながら、

月あかりの富士山を眺めてみたいなぁ。

こちらは手洗岩

窪みに雨水が溜まってWash your hands!

しないけど(^◇^;)

 

 

扇平の牧場みたいな広がり。

樹林の道から、乾徳山に取り付きます。

ここからは岩が多い道。

 

巨石が遮る箇所には、

プチ鎖&ロープの整備が入ってます。

親切ですね。

 

樹林からの富士山。

手洗いをしたら、お髭を剃りましょうw

髭剃岩だそうです。

 

 

 

岩陵帯まで上がると、もう素晴らしい眺望が背後に広がります!

扇岩です!これはなかなか・・・

これを上がれば山頂です。

 

鎖場の上から、

扇岩の下を見下ろします。

 

 

乾徳山の山頂に着きました(≧∀≦)

目の前には、粉雪を被った金峰山

反対側には甲武信岳が見えます。

岩場の山頂は、

ゴツゴツしていて広さはありません。

V〜( ◠‿◠ )

 

山頂からの遠望の、国師ヶ岳と金峰山が目に美しいです。

下山途中からの富士山は、春の空と雲の向こうに。

青空に混ざった雪雲が、

霰をちらして行きます。

 

舞う霰は、白い花のよう・・。

 

春の風が運んでくれた、

空からの手紙が手元に届きました。

 

 

イトな行程で歩いて来ました。

でも、上の方だけをつまんだみたいな、この短い行程の中なのに、
とても変化に富んだフィールドが詰まっていました。

特に扇平の広い野原が、なんとも気持ちが良い・・。
ワイドに広がって、どこまでも見渡す青い空。
甲府盆地から向こうに、ポツンとのぞく白い帽子の富士山。

そして道は、広いのどかな草原からは想像できない岩山へと続きます。
手足を駆使する岩山の、核心部への遊びが面白い。

最初に岩に名前を付けたのは、修行僧なのかな?

この山で修行しながら、いろいろなことを考えて、想像をして、
一つ一つ個性のある岩たちに、物語を思ったのかな・・w。

月見岩の特等席からは、きっとどこかの誰かさんが酒どっくりなんかを手にして、
月が照らす明るい富士山と、光と影が絵描く草原を楽しんだに違いない。

夜の雲と、風と、虫の声と、山の一部になって、時を忘れて・・。