お山はまだまだ雪の世界の、三月。
でも、眩しい日差しに浮かんだ歌は
「どこかで春が生まれてる、
どこかで水が流れ出す」
春雪山、頸城山塊の放山へ行きました!
放山(はなれやま)は長野県と新潟県の境の頸城(くびき)山塊にある、
標高1189.5mのお山。
この山塊は、頸城アルプスとも呼ばれています。
その中でも主要な山の頸城三山と呼ばれるのが、火打山、妙高山、新潟焼山。
で、最高峰の火打山は百名山でセンター的存在ですね。
放山くんは、そんな華やかな最高峰スター火打の兄様から北にあって、
この山塊から少し海側に離れてあるから、そう呼ばれているのかな?
ここは、富士火山帯最北端に引っかかる、日本有数の豪雪地帯。
雪と火山と温泉の頸城山塊、放山へ行って来ました!(๑>◡<๑)
猫にまたたび人に山旅(≧∀≦)
2022年3月中旬 行き先は放山。
笹倉温泉駐車場がスタート地点です。
秘湯を守る会の温泉でもあり、下山後お世話になります。
行ってきまーす!
しばらくは雪に埋まった車道を歩きます。
電柱ないと道ってわからない(^◇^;)
棚田が顔を出していて、雪の厚みを知る。
トレースは真っ直ぐに、砂防堰堤の方へ伸びています。
焼山方面へ行く道ですね。
私たちパーティは、左手の黒い杉林の方へ進みます。
杉林を抜けて、登って行きます。背後には猫耳な鉢山w
朝日が眩しいですね。美しいブナ林に入って行きます。
ブナ林の向こうに焼山が見えてきました!微かに白い噴煙が見える。
左の雪庇に気をつけつつ、尾根の上を歩いて行きます。
雪庇の下に、気持ち良さそうなトレースが一本。
鉢山が少しだけ遠くになりました。
雪の丘を越えて進みます。
乗り上げた場所からは、頸城三山のうちの二つ!
火打山と焼山が並びます(๑>◡<๑)
妙高山はその奥に位置するので見えません。
続いて焼山から鉢山の山並み
美しいなぁ・・・
そして、本日のピークとした1079m地点の丘に到着!!
先には穏やかな放山のピークがのぞく。
ゴール地点から火打山バックにポーズ!٩( ᐛ )و
下山準備でシールを剥がし、ランチ休憩をとります。
ランチタイムはミニカップラとおにぎり。
無風な雪原。
うららかな日差し。
下山の滑走、開始です。左の雪庇は登りで歩いた尾根。
滑り降りた谷を振り返ります。
片斜面が急すぎで、あんまり面白くなかった^^;
ブナ林の尾根を滑ります!
そして雪庇上側へ滑り込みます。
約1名が雪庇の下にダイブしました〜。 滑落ってやつですねww
ここまでで、面白いバーンはほぼおしまい。
あとは樹林と黄砂にあっという間な下山です。
午後の姿になった鉢山。
ゴールの笹倉温泉。
お疲れ様でした!♪( ´▽`)
今回のルートです。
放山ピークには、行ければ行こうね〜って感じですね・・(^-^)
楽しかったー!
雪山ハイキングは春がいいですね。
春の目覚める直前の山は、せっかく深く、よく眠っていたのに、
周りに朝の気配がして、
眠りながら、何だかうざいなぁ・・って、絶対に思ってるはずw。
当たり前だけど、スキー板で雪を踏む感触は、靴で雪を踏む感覚と全然違って、
踏むのではなく漕ぐ。
それは、雪山をくすぐってやる感じ?w
単純な両足のスライドだけど、つま先に力を入れて踏み締めるときに、
しまった雪が、少しだけクッって沈む感触がいい。
急登を足元に全集中で登った後、フゥって顔を上げれば、自分の足先だけの世界から、
一気に彼方まで広がる世界へ一瞬で飛ぶのがいい。
それは夏山と違うけど、夏山と一緒。
でも、その時の世界の中心感は、
夏よりも、なんとなく特別っぽい気がする。