“いちばん早くお湯が沸くガスコンロ” ってどれかなぁ?
「ガスコンロ」だね。
自然の中でお湯を沸かして、コーヒータイムやカップラランチは、山の嬉しい贅沢にゃん。
便利アイテムのガスコンロは、種類やメーカーも色々あるけど、
「その違いは?」
そうだね、分からないよね。
ちまたには、アフリエイト目的にも思える比較サイトがたくさんあるけど、何だかカタログデータの羅列だけで、結局はどれを買えば良いのかよく分からない。
良ければ是非ご視聴下さいにゃ!
今回、テストに使用したのは購入したものと、自分で使っている下記写真のコンロ達です。
山のスタイルの違いもあるけれど、
まずは、ねこの大好きなおやつと一緒に味わうお茶や、
ボクの大好きなカップラ用のお湯沸かしに、最適なコンロを見つけたい。
少しばかり比べてみて、それらの違いと性質を探ってみようね!
テストした条件は、同じEPIのガスボンベを使用しました。
(メーカー推奨ではありませんので自己責任)
クッカーはジェットボイルには付属のクッカーを使用。
その他のコンロには、ベルモントのシェラカップ800ml(底直径115mm)を使用。
室温23度、水温22度で、500ccの水が沸騰するまでの所要時間とガスの消費量を測りました。
1人から2人程度で、凝った食事を作らない場合を想定したテストになります。
ジェットボイル
一般的なガスコンロよりも燃焼効率の良いクッカーとセットになったジェットボイル
商品写真 | |||
商品名 | ジェットボイル スタッシュ |
ジェットボイル フラッシュ |
ジェットボイル ミニモ |
火力(kcal/h) | 1134 | 2269 | 1404 |
沸騰時間 | 0:01:48 | 02:00,85 | 01:56,31 |
実証前ガス量 | 682g | 668g | 673g |
実証後ガス量 | 676g | 661g | 668g |
消費量 | 6g | 7g | 5g |
商品内容 | 商品内容 | 商品内容 | |
重量(g) | 200 | 371 | 415 |
収納サイズ | 直径13cm | 直径10.4cm | 直径12.7cm |
価格 | 19,800円 | 16,830円 | 22,000円 |
点火装置 | 無 | 有 | 有 |
容量 | 0.8リットル | 1リットル | 1リットル |
商品リンク |
結果発表でーす!
沸騰時間の部
第一位 スタッシュ選手
第二位 ミニモ選手
第三位 フラッシュ選手
燃費の部
第一位 ミニモ選手
第二位 スタッシュ選手
第三位 フラッシュ選手
ボクが勝手に選んだ総合評価、栄光の第一位はスタッシュ選手です!
価格・収納サイズ・燃費・タイムの総合評価です。
選んで買って山行で使っているスタッシュなので、
多少の贔屓目もありますが(^^♪
この中では最後に発売された新製品なので、
他のタイプより効率が良くなっているのかもしれません。
ガスコンロとHEATクッカー併用
燃焼効率が良いのが謳い文句のHEATクッカーの両方でテストしてみました。
(横へスライド)
商品写真 | |||||||
商品名 | SOTOアミカス | SOTO マイクロレギュレーターストーブ |
プリムス P-153ウルトラバーナー |
プリムス115 フェムストーブ |
EPI REVO-3700 STOVE |
EPI NEO STOVE |
スノーピークギガパワー GS-100R2 |
火力 (kal/h) | 2600 | 2800 | 3600 | 2100 | 3700 | 4000 | 2500 |
沸騰時間 | 02:21,72 | 02:53,96 | 02:21,64 | 02:36,04 | 02:47,46 | 02:48,79 | 02:59,05 |
実証前ガス量 | 650g | 661g | 619g | 628g | 603g | 592g | 639g |
実証後ガス量 | 639g | 650g | 604g | 619g | 592g | 577g | 628g |
消費量 | 11g | 11g | 15g | 9g | 11g | 15g | 11g |
HEATクッカー併用 | HEATクッカー併用 | HEATクッカー併用 | HEATクッカー併用 | HEATクッカー併用 | HEATクッカー併用 | HEATクッカー併用 | |
沸騰時間 | 01:30,84 | 01:57,74 | 03:10,29 | 01:46,93 | 02:27,61 | 02:20,10 | 03:00,57 |
実証前ガス量 | 637g | 630g | 671g | 643g | 565g | 577g | 623g |
実証後ガス量 | 630g | 623g | 649g | 637g | 555g | 565g | 614g |
消費量 | 7g | 7g | 22g | 6g | 10g | 12g | 9g |
商品内容 | 商品内容 | 商品内容 | 商品内容 | 商品内容 | 商品内容 | 商品内容 | |
重量(g) | 81 | 73 | 116 | 57 | 111 | 185 | 75 |
収納サイズ | 40×43×75mm | 52×52×81mm | 7.5×8.8×3.0mm | 5.4×7.4×2.7mm | 89×52×54mm | 132×82×84mm | 44×35×82mm |
価格 | 5,500円 | 7,000円 | 10,450円 | 8,250円 | 10,450円 | 9,350円 | 5,280円 |
点火装置 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 無 |
ゴトクサイズ直径 | 106mm | 112mm | 大148mm 小90mm |
大120mm 小80mm |
152mm | 205mm | 106mm |
火口部直径 | 40mm | 45mm | 25mm | 27mm | 30mm | 60mm | 30mm |
火口部底辺からゴトクTOPの高さ | 13mm | 17mm | 20mm | 15mm | 22mm | 23mm | 27mm |
商品リンク |
それではベルモントクッカー使用の結果発表です!
沸騰時間の部 (一位が同点)
第一位 タイム「02:21,64」
プリムスP153ウルトラバーナー選手
(計測の誤差は若干ありますが同点とみなします)
第一位 タイム「02:21,72」
SOTOアミカス選手
(計測の誤差は若干ありますが同点とみなします)
第三位 タイム「02:36,04」
プリムス115フェムトストーブ選手
第四位 タイム「02:47,46」
EPI REVO 3700 STOVE選手
第五位 タイム「02:48,79」
EPI NEO STOVE選手
第六位 タイム「02:53,96」
SOTOマイクロレギュレーターストーブ選手
第七位 タイム「02:59,05」
スノーピーク ギガパワー GS100R2選手
燃費の部 (二位と六位が同点)
第一位 ガス消費量「9g」
プリムス115フェムトストーブ選手
第二位 ガス消費量「11g」
SOTOマイクロレギュレーターストーブ選手
第二位 ガス消費量「11g」
SOTOアミカス選手
第二位 ガス消費量「11g」
EPI REVO 3700STOVE選手
第二位 ガス消費量「11g」
スノーピーク ギガパワー GS100R2選手
第六位 ガス消費量「15g」
プリムスP153ウルトラバーナー選手
第六位 ガス消費量「15g」
EPI NEO STOVE選手
ベルモントクッカー使用のボクが独断で勝手に選んだ総合評価です。
小さなクッカーの場合、バーナーヘッドの大きさやクッカー底までの距離が関係するようです。
SOTOアミカス選手は、バーナーヘッドは比較的大きな直径40㎜ですが、クッカー底までの距離が13㎜なので、炎が外に逃げずにロスが少ないからだと思われます。
プリムス115フェムトストーブ選手は、
バーナーヘッド直径27㎜でクッカー底までの距離が15㎜なので、こちらも炎が外に逃げずロスが少ないようです。
火力が3600KcalのプリムスP153や、3700KcalのEPI REVO-3700、4000KcalのEPI NEOなどの
大口径でゴトクも大きなコンロは、小さなクッカーとは相性が悪いようだね。
今回は11.5cmのクッカーでテストしましたので炎が外に逃げてロスが大きかったのかもしれませんね。
火力弱めで使用すると燃費も良くなると思います。
最大火力の同一条件でのテストでしたので、もっと大きなクッカーで試した場合には、違う結果が出るものと思われます。
いずれにしても小さなクッカーでお湯を沸かすなら、プリムス115フェムトストーブかSOTOアミカスがお薦めなのではないでしょうか。
普段はSOTOマイクロレギュレーターストーブを使っていましたが、燃費の一番良いプリムス115フェムトストーブを使おうかな(^^♪
ラストは、
ガスコンロ×HEATクッカー使用をした
沸騰&燃費テスト結果発表で〜す!
HEATクッカー使用・沸騰時間の部
第一位 タイム「01:30,84」
SOTOアミカス選手
第二位 タイム「01:46,93」
プリムス115フェムトストーブ選手
第三位タイム「01:57,74」
SOTOマイクロレギュレーターストーブ選手
第四位タイム「02:20,10」
EPI NEO STOVE選手
第五位タイム「02:27,61」
EPI REVO 3700 STOVE選手
第六位タイム「03:00,57」
スノーピーク ギガパワー GS100R2選手
第七位タイム「03:10,29」
プリムスP153ウルトラバーナー選手
HEATクッカー使用・燃費の部
第一位 ガス消費量「6g」
プリムス115フェムトストーブ選手
第二位 ガス消費量「7g」
SOTOアミカス選手
第二位 ガス消費量「7g」
SOTOマイクロレギュレーターストーブ選手
第四位 ガス消費量「9g」
スノーピーク ギガパワー GS100R2選手
第五位 ガス消費量「10g」
EPI NEO STOVE選手
第六位 ガス消費量「12g」
PI REVO 3700 STOVE選手
第六位 ガス消費量「22g」
プリムスP153ウルトラバーナー選手
ガスコンロ×HEATクッカー使用・総合優勝
栄光の総合優勝はプリムス115フェムトストーブ選手です。
通常使用でも総合優勝ですから、一番おススメのコンロですね。
ちょっとお値段高めですが(;^_^A 57gの最軽量で2100Kcalと低カロリーながら、沸騰時間も早くて燃費最高(^^♪
点火装置ボタンがガス開栓バルブと一体になっていて、操作がしやすいのも評価点大です!
HEATクッカーってEPIの発売元から販売されてて、EPI以外のコンロには使用しないで下さいと書かれています(^_^;)
自己責任にて、幾つかの他社のガスコンロで使用テストでしたが、他社のガスコンロが何故か相性ピッタリってこともあるのですね。
そんなEPIの順位は?
スピードでも四位と五位、燃費も五位と六位でした。
メーカーさんの言うこと聞かないで、自己責任で勝手に使ってしまいました。
ごめんなさい。
※他社コンロに使った場合、炎の出口を塞いで使いますので一酸化炭素がどの程度出ているのか不明ですが、効率が大幅アップになっているのは間違いありません。
HEATクッカー本体にも大きく記載がされているように、テント内では絶対使えませんが、自己責任で屋外使用でしたら早くお湯が沸くし、燃費も向上するのでおススメです。
あとがき
今回は屋内で低温下や低気圧下ではない条件でのテストでした。
実際に気温の低い時期や気圧の低い山の上では、違った結果が出るのかもしれません。
次回はクッカーの大きさや気圧、温度の条件が異なる場所でのテストも後日行いたいと思います。
小さなクッカーでお湯を沸かす程度の山行であれば、参考になるのではないかと思います。
ガスコンロを選ぶ際に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後に、実際の検証したYouTube動画のリンクです。良ければ是非ご視聴下さい!
https://matatabi.fun/