温泉が好き

もくもく湯煙☆雲仙新湯温泉館

昔、温泉は”うんぜん”と読まれていたそう。

それだけ昔からある、温泉の代表格。

昔の人も入っていた温泉が、今も湧き続けていて

時代は変わっても温泉はおんなじ。

雲仙市 雲仙地獄

 

雲仙温泉は長崎県の島原半島のほぼ真ん中にあります。

三方を海に囲まれた島原半島は、自然豊かな場所で観光スポットも多く、日本で初めて国立公園に指定された場所。

 

温泉の恵みがそのまま地名になって、今の当て字が付いたという、古くから親しまれている温泉保養地です。

2022/11

 

雲仙岳へ登山後に、観光で雲仙地獄へ遊びに来ましたヨ。

もくもくもく〜!!すっごい湯煙です(^0^;)

幻想的な湯煙の中に隠れるように、人の影が現れたり消えたり。

雲仙地獄は雲仙温泉街に、近所の公園みたいに普通に解放されてある観光スポット。

24時間こんな不思議な公園を無料開放しているなんて、ちょっとビックリ。

雲仙ではこの姿が自然で、当たり前の風景だからですね。

不思議な白っぽい緑色の源泉から、ポコポコと大地の呼吸。

ふんわり硫黄の匂いは、何だか懐かしさを感じます。

沢山の野良?ネコさん達が、ぬくぬくした地面に気持ちよさそう。
これって天然の岩盤浴なのではないでしょうか?w

でも、ちゃんとお仕事もしてるニャ〜?

もくもく煙の中の遊歩道を歩くと、たくさんの地獄ポイントがあって、地獄巡りの雲仙地獄です(≧∀≦)

泥火山

広くて不思議な公園です。

のんびり散策をしていたら、公園の端っこから細い裏道に出てしまいました。

すると、不思議なお店の入り口に「新湯温泉」入場券売所と書かれた立て看板。

店内も不思議な・・(^0^;) 誰もいないし・・

表をふらっとあるいていた、店のおばちゃんが、玄関から戻ってきて、温泉のチケットを売ってくれました。

手ぶらだったので、ショーケースの上にあるピンクのタオルと石鹸シャンプーも購入。

道の行き止まりにある公営駐車場の横に「新湯温泉館」はあると教えてくれました。

わくわく!この先の行き止まりの駐車場の横にあるようです。

そして、そこには「雲仙新湯温泉館」なる小さな温泉施設が。

こんなに奥まった細い道の先にある小さな温泉!

この温泉に出会うには、きっとこんな感じな旅の偶然か、又はちゃんと調べてたどり着くかの2択じゃないかしら?w

偶然で出会えた、なんとラッキーな私だろう!(≧∀≦)!

いざ、ゆかん!

入り口には看板です。

えーっと・・・
「此の温泉は組合員の浴湯ですから組合員以外の方は入浴券をお求めの上入浴下さい。入浴券なき方は入浴できません 新湯共同浴場組合」

ウン、基本的には地元の方の為の浴湯施設に、お金を支払って入らせてもらえるって事ですね。

入り口のスライドドアを開けて、お邪魔しまーす!

正面には券売機が有り、左右で男湯女湯に分かれているエントランスです。

なんとシンプルかつ、驚きのプライス!(゚Д゚)!

でも、令和4年1月6日からこの料金へ値上げした貼り紙がありました。
その前は、大人100円子供50円!よく長年この料金で過ごしてきたものです(^0^;)

いっきに倍料金に値上げしたのは、きっとこの先も何も変わらなければ、値上げしたくないからじゃないかなぁ。

扉を開けて中に入れば、誰もいない番台にチケットを入れるカゴがあります。

たたきには木製の靴入れと、昭和レトロな小物達の飾りがならんでる。
キューピーちゃん、トーマス、お地蔵さん、謎のガイコツw
キューピーちゃんに毛糸で編んだお洋服なんて、ホントお婆ちゃんの家みたいで何だか懐かしい・・・。

上がり口、たたきの横にはトイレもあります。

脱衣場もシンプルで、床も木製のロッカーも使い込まれて磨かれたセピア色。奥のアルミサッシの向こうが浴場のようです。

思わず木肌を手で撫でてしまいます。

アルミのスライドドアをカラカラと開けて浴室へ。

シンメトリです。

淡く濁ったエメラルド色の浴槽を中心に、年月でベージュ色となったタイルの浴場スペース。

時代という色のフィルターが空間すべてに掛かっている・・・。

洗い場の蛇口も、源泉を出す蛇口は黒く酸化してしまったのか黒ずんでいて、もう味しかない。

源泉の高温だから本来は熱湯風呂なんだけど、その時に入る人が水を足して湯温を調整する。

舐めるとちょっと酸っぱい。

地下から飛び出して、空気に触れることで花開く様に色付く、白濁したエメラルドのお湯は、堅くなった角質と気持ちを柔らか〜くしてくれます。

この酸性温泉のさっぱりする感じも、温泉らしい硫黄の匂いも、誰もが温泉ってこういうものだよね、ってイメージする、まさにTHE温泉。

今の新しくなった成分表はもちろん掲示されていたけれど、昔の温泉成分表も貼ってありました。新しい成分表には記載の無い飲用の効能も記載されていました。

泉質 含硫黄-単純酸性温泉(低張性-酸性-高温泉)PH値2.9
源泉/湯量 48.9度/記載なし
効能 関節リウマチ、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、冷え状、胃もたれ、糖尿病、アトピー性皮膚炎、うつ病、自律神経不安症など

「雲仙新湯温泉館」
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
電話番号:095-773-3434
営業時間:9:00~23:00
定休日:毎週水曜日
入浴料:大人200円 子供100円
(令和4年1月6日より改定)

雲仙地獄ホームページ

さっぱり、ぽかぽか温まって外に出れば、入るときには気付かなかった石碑が奉られていました。

とてつもない土地の恵みから受ける沢山の恩恵は、ここには神様が存在するって感じますよね。

ほんの一時でも自然のパワーに浸かれたみたいな、いにしえの温泉地にある立ち寄り湯でした。

そして、雲仙の自然のパワーを感じる場所は、温泉や雲仙地獄だけではありませんよ。
地球規模の息吹を目前に出来るのは、やっぱり雲仙普賢岳の平成新山!

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