色々あるご当地アルプスのひとつ、東海地方の各務原アルプスを歩いてきました。
岐阜県各務原市の北部に位置する山並みが東西に伸びていて、低山の稜線歩きが楽しめるハイキングコースが整備されています。
3時間ほどの短いハイキングコースですが、老若男女とわずに誰もが楽しめる里山アルプス。
早朝からでも昼過ぎからでも、歩きたい時間にふらっとハイキングで眺望を堪能しに、多くのハイカーさんたちが訪れていました。
2924年2月初旬 行き先は各務原アルプスの北山、権現岳
登山口は伊吹の滝から
登山口の駐車場は狭い車道沿いに数台のスペースです。
道を挟んで不動明王と伊吹の滝があり、駐車場サイドには猫面鯉の池のがあります。
猫面鯉の池は1990年に猫面鯉が発見された池です。
当時の人面魚ブームで相当賑わったらしいです。
道を挟んで伊吹の滝と不動明王があります。
伊吹の滝は戦後に造られた人工の滝だそうで、造られた時期が古いために天然の滝と思われているそうです。
長い年月でしっかりと自然に溶け込んでいて、本物みたいですね。
折角なので、不動明王にお参りをして登山道に入ります。
登山道は樹林の中を木板の階段が整備されています。
しばらく登りが続いて、岩滝と六所神社の分岐です。
上り坂は分岐で終わり、ここから稜線に乗ります。
明るい雑木林の野道のように穏やかな稜線道です。
ほどなく着いた北山展望台からは、驚きの眺望が広がって見えました!
地平のまっすぐな線!(≧∀≦)
濃尾平野を一望です!!遠く名古屋の高層ビルも見えました。
続いて稜線を東へと進んで行くと、岩場で眺めの良い展望台もありました。
鐘のある展望岩場と看板に鐘がぶら下がっています。
開けた岩場からは山に囲まれたような町が見えて、北山の稜線も対面に見えました。
そして更に西には雪をかぶった伊吹山と、岐阜城が伊吹山を背にして小さく見えました!
アルプスの稜線は気持ちよ良く伸びていて、先には各務原権現岳がもう目の前に。
稜線からの濃尾平野側眺望では、鈴鹿山脈も見えました。
南登山口、東登山口の分岐に着きました。
ここから道は角度を変えて北へ進みます。
登山道は神社の参道階段になっていて、古い石段の急登を直登します。
昭和9年の台風で頂上鳥居が倒れた柱が下まで転がり落ちてきたそうです。
そのまま土留めに利用しているのがナイスっす・・・w
頂上の鳥居(再建)が見えてきました。
青空へ向かう鳥居ですね!
鳥居をくぐって、広い山頂に到着しました!
まずは振り返っての大パノラマ(≧∀≦)!!
鳥居越しの各務原市街と遠くの高層ビルが、不思議な世界感を出しています。
広い山頂広場には立派な東屋と、神社のお社がありました。
それぞれに眺望を楽しみながら、個人や複数のパーティが楽しげに宴をしていて、地元でも人気の山であることが伺えます。
各務原権現岳の山頂標です。
山頂からは北方面に御嶽山と白山が横並びに望めます。
残念ながら雲が多くかかって、右側の御嶽山はほとんど見えません(T-T)
山頂から西へ向かう小道を進んで北山へ行きます。
ご機嫌な眺望の稜線道を歩くと直ぐ、こんもりした北山が見えます。
北山の山頂に着きました。
北山自体には眺望がありませんが、至る稜線は眺望祭りw!
まっすぐに伸びている稜線は歩いて来た道。
戻り道も美しい景色を眺めながら、のんびりと帰りました。
各務原アルプスのことは知っていましたが、なかなか訪れられませんでした。
まさかこんなにも見事な眺望が体験出来るとは思ってもいません。
とっても勿体なかった・・・。
経験上、3時間程度の低山ハイキングは、急登と雑木林と近隣の眺望があればラッキーな感じに思っていましたが、さすがアルプスの異名が付くわけですね。
概ね里山の陽だまりを楽しむ感覚で、のんびりと冬の低山を歩くのは好きです。
こんな風にのんびりと稜線の眺望を楽しむ低山ハイキングは、きっと他にも色々ありそうですね。
改めて、さすがご当地アルプス!と感心しました。
今回の行程