火の国の熊本
活火山の阿蘇山のパワーをお湯に溶かしたみたいな白濁緑色の温泉。
気軽に立ち寄れる、日帰りの立ち寄り温泉の中でも、こんなに広くて豊富な湯量の温泉はそうそう無いでしょう。
しかも、すべて源泉掛け流しなのです!
近年「九州八十八湯巡り」なる楽しげな企画の中で選定された温泉。
小さな子供からお年寄りまで、誰もが受ける自然の大地の恵み。
”源泉掛け流し”の温泉を、贅沢にたっぷりと潤沢に、豊かに味わって満足する。
そんな懐のでっかい、温泉もでっかいw、大衆浴場な源泉掛け流し名泉へ行ってきました!
2022/06
さて、いきなりのテーマパーク感満載な”火の国温泉!
どんどこ湯”の玄関アプローチです(≧∀≦)!
玄関横でお客さんを迎えるのは、木彫りの施設キャラでしょうかw。
誰かに似てる…?
館内も天上高く、広い空間を持たせた開放感のある施設です。
広い館内のロビーには、受付カウンターやお土産ブース。
奥には名物のあか牛料理を頂けるレストランがあります。
チケット販売機で利用チケットを購入し、カウンターへ。
スタッフさんが丁寧に案内をしてくれました。
温泉成分表が啓示されたケースの左右から、分かれて男女のエリアへ進みます。
脱衣場は、収容人数が多い分だけに広々としていますね。
洗面台は一枚板の仕切りがあって贅沢な感じです。
施設のデザインが、森とか火山とか自然を醸し出すコンセプトなのでしょうね。
浴場エリアへ入り、先ずは洗い場へ。
こちらもパーテーションで個別に区切られていて、木材がふんだんに使われています。
アメニティはちょっと残念ですが、リンスインシャンプーとボディーソープのみです。
こんな場合に備えて、大抵は小分けのシャンプーとトリートメントを持ち歩いているんで、使用しませんでした(^0^;)
洗い場の向こう側に、広い室内浴場が広がっています。
室内ジャグジー
手前にあるのはジャグジーで、
その向こう窓辺に二槽に分かれて、温度を変えている熱湯とぬる湯。
熱湯とぬる湯
隠れていて見えませんが、左手には水風呂とサウナがあります。
室内浴室の空間デザインは何だかテーマパークにもありそうな感じw
洗い場は樹木の中で身体を洗うイメージで、温泉は岩の中に湧き出るイメージでしょうか。
驚きの巨大石柱が、火の国のシンボルみたいにドーンと置かれていて、遊び心も感じられます。
洗い場と浴場の真ん中に、露天風呂への出入り口があります。
ガラスのスライドドアで、ドアノブも天然木が使われている徹底ぶりです。
外に出てみると、とても広くて公園みたいな露天風呂!
緑の森と、火山の岩ですね(*⌒▽⌒*)
溶岩の隙間から生えている緑の生命力って感じ。
露天の床は、浴槽の温泉から溶岩が流れるようなイメージに見えます。
奥には東屋が造られていて、その軒下にも広い露天風呂や、小さな浴槽。
森の隠れ家に温泉があるみたいで、大人もわくわくしてしまいます。
広い露天風呂の空間ですが、岩や木々に囲まれているので、少し何かの影に隠れるようにすれば、他の人も自分の姿も見えず貸し切りみたいな気分です。
木々の下、岩陰に隠れてのんびり…。
お湯の泉質”硫酸塩泉”は、傷のお湯。
血行を良くして、アンチエイジング効果もある、女性には嬉しい効能の泉質です。
”マグネシウム・カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉”とあるから
激烈簡単に訳すと、マグネシウムは筋肉のリラックスさせ、カルシウムは痛みの鎮静して、ナトリウムは傷を治して…で、若返りの湯って感じでしょうかw
木々の緑の隙間から、傾き始めた木漏れ日が湯船に差し込みます。
湯の不思議な緑色と、木々の緑色。
視界も身体も全てが緑に包まれた世界です。
ちなみに、温泉の色の中でも、緑色になるメカニズムは解明されていないものが多いそう。
不思議が残っている世界のほうが素敵だなって思う自分です。
成分のしっかり入った掛け流しの源泉に、正にサッパリ…。
心も身体もアタマの中も、さっぱりとすがすがしく清爽です。
泉質 | マグネシウム・カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉 PH値7.26 (低張性・中性・温泉) |
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源泉/湯量 | 41.8度/毎分300L |
効能 | 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺間接のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など |
そして温泉の周りは、沢山の恵みを感じられます!
どんどこ湯へ行く前に立ち寄った阿蘇山の中岳第1火口です。
阿蘇山噴火口
自然の大きさと、歴史の深さを、温泉とともに知って味わう。
熊本城
路面電車と夜の熊本城
和食あじのお造り
火の国熊本の醍醐味。
好奇心のアンテナに従って、探検へ行きましょう!w