温泉が好き

赤倉温泉☆〜ひらり雪舞う美人の湯

今年もすっかり雪深い温泉街とスキー場。

その情景を、妙高山は堂々とした姿で見下ろしている。

まるで妙高山から雪が舞い降りて、

全てに降り積もっているみたい。

赤倉温泉ホテル 露天風呂

 

赤倉温泉は、新潟県妙高市赤倉にある温泉です。

古くから自然に湧き出る温泉は、霊泉として里の人々に崇められてきました。

その後、江戸時代の文化十三年に開湯をされた、日本で唯一の藩営温泉です。

そして現在。
広大な妙高山の麓に散らばる、沢山の温泉&スキー場は、まさにリゾート。
そんなスノーリゾートにある赤倉温泉へ入ってきました(≧∀≦)

2023/02

さて、スキーシーズンが到来しての、やっとこさスキーです!(^0^;)
日本の素晴らしい雪は世界でずいぶんと有名みたいで、大勢の人がスキーを楽しみに来ていますよ!

そして、アフタースキーといえば、やっぱり温泉♨︎

たっぷり遊んだ赤倉観光リゾートスキー場から近く、赤倉温泉の源泉掛け流しで最大の湯量を誇るという、赤倉ホテル日帰り温泉に立ち寄りました。

すごい〜・・立派な建物ですねぇ。

こちらの赤倉ホテルは、赤倉温泉の開湯された当時は村越屋という温泉宿で開業。高田藩に毎年15両を上納していたそうです。税金高いw藩委託温泉て感じですかね。
以来200年も人々を癒やして来た温泉施設です。

雪が降りしきる外から、ホテル入り口を入ってお邪魔しまーす!

ホテルのロビーも広くて大きいです。熊ちゃんお出迎えがうれしい(≧∀≦)

靴をスリッパに履き替えてロビーに入ると、すぐ左手に売店があって、奥はラウンジスペースのようですね。
大勢の宿泊客を受け入れている老舗ホテル感がたっぷり。

チェックインカウンターで日帰り温泉の利用料をお支払い。
右手にある通路へ進んで行くと温泉棟があるようです。わくわく!

って、館内広すぎです〜!(^0^;)

遠いです〜。

あ、卓球台!温泉宿では風呂上がりに、敢えてスリッパ卓球したいですねw

温泉棟への長い渡り廊下は、左右にずらりと大量な美術品が展示されています。
この宿の歴史と共に、沢山な収集の歴史なのでしょうね。
少し雑多で味のある美術展示は、個々に美しさが秘められていて一見価値ありです。

温泉棟入口への、登り階段から振り返った渡り廊下。
改めて大きなホテルです(^_^;

ようやく温泉棟に到着です。
でも歩きながら楽しめる館内移動はなかなか無いですよ(^▽^)

正面には、なんとも見事な妙高山の描かれた美しい陶壁画。
妙高笹ヶ峰から取った約千年前の海砂と、ホテル敷地の土などを併せて造られたと説明文がありました。

左右には男女それぞれにお手洗いがあり、右手には男性風呂入り口と家族風呂へ降りる階段があります。他には貴重品ロッカーと、マッサージチェアのスペース。

入口横にはウォーターサーバーと足裏マッサージ器たち。

左手は、女性風呂入り口と現在は閉鎖されてる混浴露天への入口があります。
冬季限定、秘湯!源泉掛け流し”風雪の湯”

「凍死にご注意下さい。」のウィット感が溢れる注意書きが良いですね〜!(≧∀≦)
閉鎖中なのが残念ですw!

もうここまでで、すっかり楽しんでしまいましたが
いざ女湯のれんを、ひらり。

脱衣場は、真ん中にカゴ棚があって、天窓からの光を取り入れた広い空間です。

ずらっと並んだ鏡台には、基礎化粧品まで置かれています。

大きな窓が一面に取られていて、とても明るいですね。

かわいいポスターになった成分表もしっかりと掲示されています。

泉質は「カルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水塩温泉」

おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんと孫たちで仲良く温泉。
分かりやすい、とても良い説明書きで、これから入る温泉のことを教えてくれています。

スライド式のガラス戸を開ければ、左右に露天風呂と内湯入口に分かれています。

奥行きのある広い浴場は、壁一面のガラス窓でたっぷりの光。

先ずは内湯にて、旅の汗を流しましょう。

洗い場にはアメニティが用意されているので、手ぶらでOKです(*^o^*)

内湯にはジャグジーと打たせ湯に、サウナと水風呂もあります。
露天風呂と合わせれば、半日はのんびりと過ごせてしまいますね。

サウナ
打たせ湯

さぁ旅の疲れを癒やす温泉を、ゆっくり楽しみますよ。

内湯の広い浴槽には、たっぷりのたっぷりのお湯が溢れています。

成分表ポスターで、お父さんが説明していたとおり。

妙高山のにある源泉、北地獄谷から自噴している温泉は、パイプを通る旅をしてここへ流れ着きます。
注がれる時に、湧出時に50度以上だった高温泉が、まろやかに湯もみされながら程よい42度のお湯となって注がれる。

その湯量は3,400ℓ/分。
一日に約5,000トンと圧巻です。

たっぷりの掛け流し湯量のなんて贅沢な温泉でしょうか。

内湯でほんわり温まったら、露天風呂へと向かいましょう。

しんしんと雪の舞振る中で、風情ある露天風呂・・・。

滑らかな湯触りの、ほんのり青碧色のお湯に舞うのは、成分表でおばあさんが説明していた「湯の華」という効能の素。

庭園風の岩風呂露天に温まって、出てほてりを冷やします。

お姉ちゃんが説明していた「美人の湯」とは、炭酸水素塩泉と硫酸塩泉のクレンジングと癒し成分が、肌に優しい中性成分と合わさって、複数の美肌効果が揃った温泉。

空から降りてくる雪たちが、ひらりとお湯に着いては消えていく・・・。
ひらひらと、繰り返し降りては消える。

お湯の流れる音だけの、静かな雪見露天が心の中まで染み込んできます。

赤倉温泉は、自分も聞いたことがある「温泉ソムリエ」が発祥した温泉だそうです。

なぜ色んな温泉があるの?

例えば、同じ地域に湧き出る温泉なのに、湧き出る場所が違うだけで違う温泉。

なんだか、ひとつとして同じ物が無い自然界の、その時その瞬間に巡り会えた、奇跡みたいに思える出会いと同じです。

そんな事を思いながら入る空の下の温泉。

遊び疲れた後、ほんの少しな時間でさえも、温泉という特別な空間への小旅行は素晴らしいな・・・。
ちいさな癒し旅、ですね。

泉質 カルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉
PH値6.6
源泉温度/湯量 50.2度(入浴時には42.0前後)
湧出量 3,400L/分
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、動脈硬化症、慢性皮膚病、切り傷、やけどなど
赤倉ホテル
所在地
〒949-2111 新潟県妙高市大字赤倉486
料金 大人1,000円
小人500円(税込み)
営業時間 日帰り入浴:09時00分~20時00分

赤倉ホテルのホームページ

赤倉温泉のホームページ

赤倉温泉の周りには、雄大な自然とレジャー施設が沢山あります。

冬は沢山のスキー場に、夏は登山やキャンプに出かけて、赤倉温泉や他の色んな温泉を巡るのも楽しいですね!(≧∀≦)

赤倉観光リゾートスキー場のホームページ

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