御正体山は山梨県にある標高1,681Mの山です。
同志山塊の最高峰で、日本二百名山、山梨百名山になっています。
実は3月の上旬にも登ろうとして、予想以上の雪深さに途中敗退をした御正体山です(^^;;
今回も山伏峠からピストンで、今回は登頂できますように〜!
2024年3月下旬 行き先は御正体山
今回も、山伏峠からのスタートです。
山伏峠のバス停前にある駐車スペースを利用させてもらいました。
前回は大雪で真っ白でしたが、すっかり雪解けをしています。
旧道のトンネルでしょうか、閉鎖された古いトンネルが傍にあります。
どこか企業さんの管理地にお邪魔して、傍にある鳥居の建った登山口へ。
登山道が参道の山なのですね。
御正体山には御正体権現が祀られているそうですが、関わりあるのでしょうか。
すぐに石割山への分岐に向かう尾根に乗り、分岐へ進みます。
空はまだ寝ぼけた色をしていて、柔らかい朝。
あんなにあった深雪はすっかり姿を消していますね。
さっそく、樹林の隙間から富士山が覗きます!
結構な急登を歩いて石割山分岐に着きました。
石割山から御正体山を歩くロングコースや石割山へ向かうコース、バス利用も含めると色々な道を楽しめそうな分岐です。
分岐からは北へ真っ直ぐに伸びる稜線を進む道になります。
北斜面には雪がしっかりと残っている様子ですね。
向こうに見えるのが御正体山でしょうか。
奥岳に到着です。
御正体山へ向かって奥ノ岳、中ノ岳、前ノ岳と、段々に北へと標高が上がっていく行程です。
石割山分岐から奥の岳を通って送電鉄塔までは、緩いアーチを描く気持ちの良い稜線道。
送電鉄塔に到着。
前回はここまでで撤退しました。
雪装備がアイゼンだけだったので、ツボ足で進む気持ちになりませんでした(^_^;)
巨大な鉄塔が建っているだけあって広くて、休憩にはちょうど良い場所です。
甲相国境尾根の向こう、丹沢方面が雲海に覆われています。
あの尾根道も気持ち良さそうな道ですね。
いつか歩いてみたいな。
そして富士山が木々の向こうに!(*’▽’*)
右には南アルプスが遠くに見えます!
通じて、ここからが一番綺麗に富士山が見られました。
前回引き返したので、ここからは初めましての道です。
広い尾根道は残雪と道が織り交ぜられています。
中ノ岳に着きました。
ベンチがありましたが、まだ先が長そうなので先に進みます。
しかし広い山頂と尾根!(◎_◎;)
雪と枯れ枝の中に、ツガの常緑針葉樹が彩りを添えてくれます。
ツガ林の急登を登ります。
気持ち良く広い尾根道です。
前ノ岳に着きました。
こちらも特に眺望もないこともあって先に進みます。
山頂までの最後の登りを淡々と登ります。
緩くて広い尾根に出ました。
とうやら山頂手前に乗り上げたようです。
気持ちのいい尾根です。
この尾根に登り上るために頑張って歩いてきた感じ(^^;;
樹林の隙間から八ヶ岳が見えました(*’▽’*)
眺望のない山と思っていましたが、落葉時期だから見える遠景かもしれません。
南アルプスが美しく一列に続いています。
御正体山の山頂に着いたようです。
とても広い山頂(o_o)
山頂標の看板があったので持ち上げようとしたら、動かなかった(^◇^;)
御正体権現の小さなお社がありました。
雪に中の小さな神社の扉は開けられていて、ちょこんと緑の狛犬が守ってる感じが素敵に思いました。
貸切の山頂でテーブルをお借りしてランチ休憩。
残雪でも、雪の中のピクニックは特別感があって楽しいです。
静かな山頂でのんびりとした時間を過ごしました。
下山は、登ってきた段々の道を下って行くのでチェーンアイゼンを装着することにしました。
下り道での足回りが安心できると、疲れも軽減されます。
チェーンアイゼンの収納ケースは今までゴツいハードケースでしたが、ペタンとスリムなソフトケースを利用してみました。
収納場所に困らず、外ポッケにスッと入れられて使い勝手がとても良いケースでした。
普段のバッグに忍ばせるエコバックなんかもですが、厚みがあってごろごろ邪魔になるりも、フラットでかさばらないのが好みです。
下は逆に南へと下り道を前ノ岳、中ノ岳、奥ノ岳と段々に下っていきます。
やっぱり、急坂でもチェーンアイゼンのおかげで安心してサクサクと進めました。
石割山分岐の手前から富士山にさよならをして、無事に山伏峠へと下山しました。
一度、登頂を諦めた御正体山。
そのせいか自分の中で少し難易度が上がっていました。
もう雪は少ないと思っていたけれど山頂付近はわからないので、ワカンまで背負って挑んだリベンジでした。
大袈裟なのは分かっていましたが、道具を持つことの心強さを改めて感じることが出来たと思います。
安心と自信を背負ってこそ、快適に安全に山を楽しめる。
グリーンシーズンの良いお山初めになりました!(o^^o)