小秀山は岐阜県中津川市と長野県木曽郡王滝村にまたがる標高1,982メートルの山です。
御嶽山が間近に眺望でき、日本二百名山にもなっています。
白川林道登山コースからの中央アルプス方面
森林管理用の作業歩道だった白川林道が近年登山道として整備されて、小秀山山頂への最短ルートの登山道が出来ました。
梅雨時期の曇天予報な日に、サクっと最短白川登山口からお邪魔したのですが、welcomeを散りばめた新しい登山道!(^○^)
切り開き、管理する人達の思いが、道に表れてるようです。
✿もくじ✿
☆自然湖の目覚ましビュー
☆白川登山口からの新しい道
☆山頂は穏やかで青空!
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
朝、登山口へのアプローチです。
白川登山口へ向かう途中に現れた風景に驚いて、車を停めます。
上高地??
と、一瞬目を疑うような風景!
自然湖という、美しい湖です。
御嶽山麓の王滝川沿いの道にあるこの湖は、昭和59年の長野県西部地震で、土砂崩れによって出来たそうです。
この日は御嶽湖を巡るマラソンの大会もあって、賑やかなアプローチドライブです。
舗装の行き届いた白川沿いの白川林道へ入って、長野県側峠へどんどん登山口へ向かいますよ!
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
☆白川登山口からの新しい道
白川林道を峠へ詰めるように上がっていくと、登山者用の駐車場があります。
登山口前の駐車場は、工事用の駐車場になっていて、登山者は2台ぐらい駐車できそうですが、すでに埋まっています。
ちょっと戻って100メートル程手前の空地駐車場からスタート。
登山口は勢いある草に覆われそうな道に、張り紙された木を目印に入山です。
小秀山のさっくりした概要が書かれています。
雨あがりの曇り空で、しっとり暑くスタートですが、天候回復を願いつつ歩いていると、すぐにラミネートされた紙の案内板。
しかも、0.5号目の刻みです(^^;;
そして、1合目。
2合目の一本ヒノキが見えるそうで、見上げれば。
ぁあ、あった。あの木が2合目ね!遠く感じるw
そして、ラミネートの案内が点々と置かれています(^◇^;)
曇り空で、もちろん御嶽山の展望はないですが、見えないから稜線の意味がわからないので残念。
でも、しっとりの森は花が瑞々しく咲いていて可愛い。
すこーし明るくなったかな?
でも相変わらずに何も見えません( ; ; )
見えないってば・・・。
2合目に到着です。
一本ヒノキは、さびしいヒノキと名付けられているのですね。
その後もラミネートされた紙の案内板が道に置かれていて、なんだか楽しくなって来ます( ´∀`)
2.5合目に続き、象形文字→山?のラミネート。
謎解きみたいで楽しい。
でも景色が見えないことが、更に残念な気持ちにも・・(^^;;
なんだか景色は見れないけれど、すごく暖かくて励まされている気持ちになるラミネートの案内。
手作り感が満載で、この登山道を大切に思っている気持ちがとても伺えます。
この新しい登山道を開いて、整備している見えない人の姿に感謝と親近感と、ホスピタリティーを感じずにいられない(*^^*)
青空がきました!(*^o^*)
ラミネートも登山道も輝いていますw
この小秀山は巨石が多く特徴ある山のようで、白川ルートにも数多く名付けられた巨石が点在しています。
晴れたり曇ったり、不安定で忙しい雲と空です。
等高線の詰まった5.5合目から、杉林の穏やかな尾根道に入ると、更に巨石が点在するエリア。
木の道標にちょっと感動ですw
ペンギン岩とか、合格岩とか、切通し岩とか、兜率岩(そとつ)とか。
たくさんあって、ラミネート案内もあって楽しいです。
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
☆山頂は穏やかで青空!
兜率岩の巨石を巻くように上がると、山頂へ飛び出します。
三角点と山頂標の立つ広場は程々の広さがあります。
小秀山の山頂標には眺望図もあって、晴れていたら目の前に迫力の御嶽山があるはずなのに、残念です( ; ; )
西側に中央アルプスと、その向こうに南アルプスも見えて、白山も望めるそうです。
と思っていたら、青空な色が山頂にやって来ましたよ!!
御嶽山!目の前にある御嶽山はせめて見させてほしい〜(^^;;
御嶽山が見えます!半分w
どうしても山頂部にかかった厚い雲は取れない感じですが、青々として広がる裾野のシルエットが美しい。
山頂には秀峰舎という新しい避難小屋があって、山頂林の先に屋根が見えます。
バイオトイレとソーラーパネルの設備されている、別荘のような避難小屋です(@_@)
紅葉時期や天気のいい時に、この避難小屋を利用してのんびりしに来るのも素敵ですね!(^o^)
青空の山頂標と御嶽山のツーショットをなんとか捉えて、またいつか本当の美しい眺望を浴びに訪れたい山です。
小さな良いところが沢山集まって、山道と眺望の素敵な小秀山が出来ているのでしょう!
眺望の戻った下山道からは、登り道で見えなかった謎解きが出来ましたよ(^o^)
小秀山の山容はなだらかで、でも深いことが伺えました。
それから象形文字→山
なるほど〜ww
さびしい一本ヒノキは青空を背景にすると、さびしくなさそうで安心しました。
きっと、いつも山と森の仲間が一緒にいてくれて、幸せに立っているのでしょう。
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
今回の行程